『白浜の家』
3回目の配筋検査、白浜へ。
敷地が谷になるので周辺の山から水(地下水)が流れ込む。
土留めを兼ねた擁壁は、土圧を受けると共に水の影響も受ける。
山側の壁が地中に埋まる為、防水対策が必要になる。
1枚目の写真。
三角の茶色い部分が塗膜防水。地中に埋まる部分に施工している。

2枚目の写真。
塗膜防水の外側に防水保護と結露対策の為に断熱材を入れた。

3枚目の写真。
壁で堰き止められた水を逃がす為に地面の中にトレンチ管を埋設した。
トレンチ管(ポツポツと穴が開いていて地中に溜まった水を排出する肉厚の管)

今回のケースでのこのような対策は
意識されていないと無策のまま進むことがあってもおかしくない事案だと思う。
山中湖の家(
https://tsujichika.exblog.jp/i6/)や
赤坂台の家(
https://tsujichika.exblog.jp/i20/)を
経験していたから敏感になれたのだとつくづく感じる。
やれることはやっておくこと。
辻健二郎建築設計事務所Instagram