『日方の家』
築40年、鉄筋コンクリート造の改修。
グランドピアノが中央に位置し
ソファー部分と区画するように据え置きの家具を造り付けました。
この中には譜面がびっしりと並びます。
天井が高い為、重心をコントロールするように照明器具を配置し
落ち着きを作っています。
写真右側は子供部屋です。
採光、通気を兼ねて間仕切り壁と天井との間に隙間を開けました。
その隙間から光が漏れてピアノが置いているところの天井を明るく照らしています。
新築の案件、特に住宅では、鉄筋コンクリート造や鉄骨造(
上の家)の建物が少なくなりました。
40年前や、30年前には比較的作られていて今でも街中にはちらほらと見ることができます。
マンションはもちろんですがこういった建物のリフォームは躯体がしっかりとしていて
また空間が大きい為、丁寧に計画することで他にはない趣のある空間に仕上げることができます。
このような建物には新築では実現しない可能性があるのでリフォームを考えられるのも
良い選択肢だと思います。
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新築で解いていくと採用されない提案がリフォームでは受け入れられることも。そこに可能性があります。
辻健二郎建築設計事務所Instagram