『白浜の家』
軒の出を1500mmも出そうと思うと、通常の垂木だけでは強度が十分でない。
大きな梁を突き出して屋根を支える必要がある。
しかし180mmもある梁をそのまま軒先まで突き出すと
野暮ったくて仕方がない。丁寧にみていくと、軒先には加わる力はごくわずかで
建物から離れる程、梁に加わる荷重は小さくなる。
そこで先端をカットし軒先がシャープに見える納まりとした。
斜めにカットしているのは、垂直だと木が裂けやすくなるから。
溝には軒天のスギ板を張って
梁せいの半分だけ見える仕上がりとなります。
鴨の水掻きみたいな納まりです。
■梁の小口に節がこないように木を選定して頂きました。
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山長商店さんいつもありがとうございます。

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