『白浜の家』
中廊下があり、それに平行に部屋が連続して配置されている間取り。
平面図でみるとごくごく単純な間取りだが
いざ建物の中に入ってみると今どこにいるのかふと迷いそうになる。
特に3枚目の写真のように
4つの部屋が連続して、見通せるようなことは
すべてがオープンな感覚で作られる今の住宅にはない視線。
個々の部屋が独立していながら出入口だけを通してつながる。
ルーブル美術館をグルグル歩き回った時のような
今の立ち位置や方角がわからなくなる不思議な感覚。
回遊性もあって、目の前のドアから出ていった人が、後ろのドアから入ってくることもある面白さ。
単純な間取りなのにできた空間は複雑・・・。建築は面白い・・・。


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