『tke』
昨日、竣工写真の撮影をさせて頂きました。
電気業を営まれる社屋として計画され、もともとあった鉄骨造のフレームの中に
木造のboxを挿入して、事務所機能と倉庫機能が半々の建物に生まれかわりました。
外壁や屋根はそのままの形に張替えを行い
新しく挿入した木造部の開口部が素直に表に出ています。
正面、2層吹き抜けのカーテンウォールが
愛想の無い外観(笑)に対して中身を垣間見る、中はどうなっているんだと想起させる
覗き窓のような仕掛けになっていて夜間などは反転して印象がガラリと変わって効いています。
なんといっても倉庫側から見ると
木造部の断面がスパッと切り取られたように見える景色。
(写真では人は居ませんが)
1階で打合せをしていて
2階で図面を描いている様子が手にとるようにわかります。
倉庫側が観覧席とすると木造の建物が舞台装置のような印象を受けます。
それとは反対に木造側から倉庫で作業する人の様子も見れますし
全体を通してスタッフの気配がわかる構図になっているのは
オープンな社風を具現化した良い空間になったと思います。
一言で言うと『何だか楽しそう(笑)』