『砂山の家』
外壁の外に壁を一枚立てることで内部との境界をずらすことができる。
左側は玄関ポーチに立てた壁。
内と外を分ける手段が、外壁や窓だけとなると境界の選択肢がもの凄く少ない。
障子や、カーテンなども境界を演出する方法として有効ですが
今回のように本来あるべき壁の位置をずらすというのも
建築手法としてはバラガンや安藤忠雄が好例だと思う。
視覚的に閉じる壁が外にあることで
玄関ドアのまわりを大きな透明ガラス(FIX)とすることができた。
閉じつつ開く。面白いエントランスになると思います。
kenoba辻健二郎建築設計事務所Instagram