外壁に面する内壁は、スタイロフォームに薄塗りの石膏を塗って下地を作り
その上にEP(水性ペンキ)を塗る仕様。
1枚目の写真は既存壁の様子
よく見るとクラックが入っているのがわかる。

2枚目の写真は間仕切り壁がわりにあった家具を撤去した後の様子
枠に対してチリがほとんどなく0タッチで石膏を薄塗りする必要がある。

3枚目は梁型を補修して頂いた後の様子
もともと隠ぺい部にあったのでガタガタだったけどピシッと角が立って
きれいな梁型になった。正面が2枚目の写真の補修後の様子。

最後に床のモルタル塗り。コルクタイルを貼るのでその下地作り。
既存の寝室と廊下の微妙な段差を埋める作業。

こうしてみると左官屋さんの仕事がとても多い。
今のようにボードをパンパン貼って乾式ではなくて
左官屋さんが鏝(コテ)を持って作業する湿式がとても多かった時代の建築。
プラスター(石膏)塗りの下地というのも今回はじめてみた。
ヒガシバタさん曰く左官屋さんはA級の方に来ていただいたとのこと。
とてつもなく作業に集中されていて、話掛けても応答がなかった程(笑)。
下地でもったいないですが、仕上がりも見事です。
kenoba辻健二郎建築設計事務所Instagram