220902 リアルな感覚

『六十谷の家2』

下屋の持ち出し。
玄関アプローチの屋根も兼ねている下屋(1階の屋根)。
外壁より900mm飛び出していて断面図を描くと少し心もとない。
平田さんと相談して鉄のフラットバーで持ち出しを補強して頂いた。
(木組みの状態だけでも人が上に載っても大丈夫だったのですが念のために)

平田さんはフラットバーを必要な数よりも1本多く作っていて
事務所に持ち帰ってどれだけ強いかを実験するとのこと。
こういうリアルな感覚って図面を描いているだけでは身に付かない。
体で覚えている人は強い。

平田さんからすると含水率が統一(管理)された木材でも
一本一本持ち上げると重かったり軽かったり、それぞれ違うらしい。
同じような感覚でいると現場ではうまく行かないこともある。

■これで台風がきても安心です
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kenoba
辻健二郎建築設計事務所
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by tsuji-chika | 2022-09-02 08:17 | 『六十谷の家2』 | Trackback | Comments(0)
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