220916 リアルな感覚

『六十谷の家2』

造作工事も佳境に入り、
現場にはスギやヒノキ、ゴムの集成材、タモの一枚板等々
様々な木が運び込まれている。

平場に置いとくだけでは床が材料でいっぱいになってしまうので
即席の作業台と、木を仮置きしておく棚まで作られている。
その装飾のない最低限の部材だけで作られたこれらの仮設物はとても美しい。

材料を直接扱われて、重さ堅さを知っている大工さんだからこそ
これで十分でしょっていう感じが伝わってくる。

設計士も現場に行ったときは材料を手にとってみて
肌でその重さを感じると描く図面も変わってくると思う。

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kenoba
辻健二郎建築設計事務所
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by tsuji-chika | 2022-09-16 18:20 | 『六十谷の家2』 | Trackback | Comments(0)
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