『有田の家4』
壁・天井に反射する光。
特に
白基調で空間を仕上げた場合、
陰影の濃淡だけが空間にメリハリを付けます。
そのメリハリを意識して、窓の大きさや配置を決めたり
家具で目隠ししたりとそれはそれで技術というかセンスが必要になる。
この感覚は特に写真を撮ると鍛えられるような気がするのが
実感としてあって建築家、齋藤裕(さいとうゆたか)が撮った
TOTO出版シリーズの本、
バラガン、
カーン、
アアルトは
陰影を意識する設計を志す者は必ず本棚に入れておきたい
作品集としても、建築写真集としても優れた三点セットだと言える。
そもそもどういう視点で建築を考えているのか、見ているのかっていうのは
写真を撮ればわかるもので
ある設計士が撮るSNSの写真が普段の視点をはかるバロメーターになると言える。
■常に次の空間を感じさせる光をつくっています
kenoba辻健二郎建築設計事務所Instagram