火を見る機会が、以前に比べて少なくなりました。
外に出れば、ダイオキシン問題以降
枯葉を集めて焼き芋を焼くこともはばかれるようになりましたし、
台所では、安全性や掃除のしやすさといった観点から
IHクッキングヒーターが選択されています。
タバコを吸うお父さんがいる家や、仏壇があって線香を焚く家ならともかく、
普段の生活で火を見る機会が本当に少なくなりました。
「人間を人間たらしめているのは火を扱えることだ」と言う人がいるように、
大昔から人間の生活と火はとても身近なものでありました。
火の便利さや、怖さを知るのも
実体験として生活に火が存在している必要があります。
火を見ないで育ってしまう子供達が増えている現在、
生活の中で、もう一度、火の存在について考える必要があると思っています。