一言で木と言っても建築材料として流通している木はたくさんあります。
木を扱うときにはそれぞれの特性を理解し諸所に選択する必要があります。
「大野中の家」では木製建具の枠廻りに、3種類の木を用いています。
□外敷居[米ヒバ]:耐久性に優れ、水に強いのが特徴です。
インディアンが作っていたトーテンポールに用いられた木です。
□内敷居[タモ] :堅い木で、木目が楽しめるのが特徴です。
足で繰返し踏まれる箇所なので堅木(かたぎ)は敷居に適しています。
□枠[スギ]:加工のしやすさ、コスト、日本の風土に良く合います。なんといっても部屋の雰囲
気がやわらかくなるのが魅力です。
■加工された枠廻り。一つ一つ番号が付けられ組み上がるのを待っています。
■3種の木の取り合い。