外壁を仕上げていくには、
その下地となる骨組みを作らなくてはなりません。
外壁の仕上げによって、下地の作り方が変わってきます。
「大野中の家」の場合、
格子状に桟が組まれた下地のところが、杉板張りで、
二階の横桟が密に打たれたところが、左官塗りの仕上げとなります。
二通りの仕上げを切替して使用する場合、
その切替す位置や、切替す納まりに配慮がないと、
安っぽくなってしまうおそれがあります。
一方でそのあたりがうまく処理されると、
単一の材料で仕上げられたよりも深みのある表情になります。
外壁材の準備が出来次第、仕上げの工程に入っていきます。