現場が始ると、
設計事務所の仕事は終わりなの?
という問いかけをされることがあります。
実際現場で作業しているのは、
工事を請け負った工務店さんが主体となります。
その時、設計事務所に求められるのはその工事を“監理”すること。
詳細については
HPの[Q+A]にて書いているので割愛致しますが、
その業務の一つに施工図の承認作業があります。
施工図とは、
「工事を実施するのに必要な、仕上げの詳細を描いた図面」
のことをいい、
簡単に言うと、
「各工種ごと職人さん達が作業しやすいように、工務店さんが細かくわかりやすく描いた図面」
のことを言います。
設計図書が、
全体を表現しているのに対して、
施工図は、
細部を表現していると言われています。
設計意図がうまく伝わっているか、
諸所多くの事項についてチェックを行い、
最終の承認を出します。
基本的には、承認印がないと現場作業が進められないことになっており、
とても神経を使う作業になります。
■「大野中の家」での家具の承認図。赤で訂正・指示を加えていき現場とのやりとりを行います。