2009年 06月 21日 ( 1 )

090620 ピロティー

友人の結婚式で横浜へ。
調べてみると30分で鎌倉ということもあり、
神奈川県立近代美術館(1951年竣工)へ足をのばしました。
学生の頃からの意中の建物。

目的は、
『ピロティー(2階以上を部屋とし、1階を柱だけの吹放ちにした建物の1階部分。
ル=コルビジェが提唱した近代建築の一技法/広辞苑)』
設計は、故坂倉準三。ル=コルビジェの弟子のひとり。

蓮池に建物をせり出し、ピロティー部分に自然を取り込んだ構成は見事。
天井高は3,000mm。白い天井面には水面に反射された波紋がユラユラと移りこみます。
上の部屋を重く感じさせないように繊細に設けられた柱壁の配置。
ヨーロッパで提唱されたピロティーをここまで日本的に再現して見せたのは建築家のすごさ。
日本の建築空間/新建築2005年11月臨時増刊号でも紹介されているのも納得です。

■圧迫感がないのは視界がすっと抜けているから
■50年以上も前に建てられた建物です
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■独立柱(H鋼)に束石と日本的な柱の扱い 090620 ピロティー_b0129659_937277.jpg

■2階から展示室となっています
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辻・近川建築設計事務所∥海南市 設計事務所 和歌山 建築 辻 近川 建築設計事務所∥

by tsuji-chika | 2009-06-21 10:11 | 鎌倉の風景 | Trackback | Comments(0)