調査対象だったヒノキ無塗装の外壁が
ある日突然サイディングに変わっていた試験体①http://tsujichika.exblog.jp/13492283/。 幸い西面はヒノキのままだったので改めて調査継続をすることに。 はじめて撮影したのが2009年の6月ということでちょうど2年前。 現状では足元がグレー色に変化し 軒の影響を受ける上部はまだ木の色素を残しています。 ■西日は横から差すので木に与える影響は大きい ![]() 辻・近川建築設計事務所 ▲
by tsuji-chika
| 2011-09-26 08:41
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無着色のスギ板の経年変化を見ていると
余分なシラタ(白太)の部分が痩せて赤身がフワァッと浮き立つ時期がある。 (ヒノキの場合は黄金色に輝くhttp://tsujichika.exblog.jp/16029553/) 個人的にはこのタイミングが 最も高級感がありいいなと思う。 ■人間でいうと20代~30代といったところ・・・ ![]() 辻・近川建築設計事務所 ▲
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| 2011-09-22 09:16
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試験体③。9ヶ月ぶりの観察http://tsujichika.exblog.jp/i16/。
前回は10月なので、秋、冬、春、梅雨を過ぎての変化。 木の色素が少しとんで全体的に彩度が下がったように見えます。 足元の方から少しずつグレーになってきています。 木は全体の寿命に対して色素がとびはじめるのが早く すぐに駄目になると思われてしまいますが 性能上は全く問題無くまだまだここからが観察どころ。 ■白くなった木肌に夕日があたって黄金色に見えたのが印象的 ■色はとんできましたが取り合いは変化なくきれいに納まっています ![]() ![]() 辻・近川建築設計事務所 ▲
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| 2011-07-30 10:05
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試験体③。
最近腰板を張り替えたようでまだチョーク墨の跡が残っています。 近くによってみるとうっすら透明の塗装がされているのがわかりました。 材種はヒノキ板。 杢目がきれいな巾広・無節材。 これだけのものが揃うと迫力があります。 試験体②http://tsujichika.exblog.jp/13492283/ のように今後サイディングが張られないことを願って追跡レポートをしていきたいと思います。 ■漆喰壁はそのまま 新旧のコントラストが楽しめます ![]() ![]() 辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南 ▲
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| 2010-10-22 10:47
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前回調査から8ヶ月、その後の試験体②を確認してきました。
初観測からだいたい1年半が経過。 下記の条件で色の変化で違いが顕著になっているようです。 ①雨のあたり具合 ⇒雨を直接受けるところ程色の変化が大きい ②地面からの距離 ⇒地面近い程色の変化が大きい 傘をさした時と同じで足元が濡れ地面からの跳ね返りうける ③赤身の部分の色変化がゆるやか ⇒板を見ると端の方(白太(しらた)の部分)から色が変化している 近づいて見てみると木の状態はしっかりしているのでまだまだこれからといった印象。 木の寿命に対して1年半でこれだけ色の変化が起きてしまうので木は大丈夫?という 心配を抱いてしまうのも無理はないかと思います。 そもそも木がグレー色に変化するのは何故か?どのような変化が起きているのか? そこをクリアにすることで木の色変化と寿命の関係がきっちりと説明できるような気がします。 ■雨あがりの撮影の為少し湿った様子 ■手前に畑がつくられていました ![]() ![]() 辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南 ▲
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| 2010-10-06 09:04
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コアに反響を頂いておりました『試験体』シリーズ。
経過報告をと思い見に行くとサ・イ・デ・ィ・ン・グに・・・。 何故変更されたかについて勝手に考察してみます。 前回の写真を見ると 植木付近(下の方)の壁の変色が目立っています。 軒の出が少ないので足元に雨が直接あたっているのでしょう。 又、植木と外壁との距離が近く廃材なども置いていたので 常に湿気の多い状態になり板壁にとっては良くない環境だったのだと思います。 また新たなサンプル探して観察を続けていきたいと思います。 ![]() 辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南 ▲
by tsuji-chika
| 2010-06-22 08:50
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監督さんの軽トラの荷台に積まれていたヒノキ板。
約30年前に施工された外壁に使われていたものということで見せて頂きました。 外部に面する部分は灰色に変色していますが、 ひびや穴といった外傷はほとんどなく性能上何も問題なさそう。 裏をひっくり返してみると木の色がそのままで 30年前とは思えないきれいさを保っています。 これ程きれいな状態なので 『どうしてやりかえるのですか?』と。 『見た目の印象が古ぼけたように見えるからでは・・・。』と返答が。 雨漏れがひどく機能上の問題でこういったものはやりかえされると ばかり思っていましたが、どうもそれだけではなさそうと目から鱗の発見でした。 ■雨風をしのぐということでは何も問題がありません ■裏側はものすごくきれい 裏返して使っては・・・ ![]() ![]() ■上の板はこの建物のものではありませんがたまたま近くにあったので撮影 ■この見た目が良いと感じるか古ぼけて見えるのでちょっと・・・と感じるか ![]() 辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南 ▲
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| 2010-01-27 09:13
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前回調査から8ヶ月、その後の試験体②を確認してきました。
水が残りやすいところと乾きやすいところで 徐々に色の差が出始めているのがわかります。 特に、建具の板どうしの突き付けのところ。グレー色に変色してきています。 それと板塀部分の板を支える横桟。 構造上どうしても水の受け口になってしまうので 横桟の上部分とその周辺が少し変色しはじめています。 当然ですが自然材なので板材間で変化に差がみられ、 変色が早いものと遅いものの差が表れています。 ここまで書いてきて、 前回の写真とあらためて比較すると、 白身の部分が変色しているのがよくわかります。 一般的に赤身材は強いと言われていますが、 この結果はそれを実証したものとなっています。 最後に、ステンレス製の釘を使って板をとめていましたが、 こちらは雨垂れのあとがありませんでした。 今後も追跡調査を行います。次回は半年後を予定です。 ![]() 辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南 ▲
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| 2009-12-05 09:57
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無花果(いちじく)の季節になりました。
無花果を買いに行く途中、 少し寄り道して試験体①を確認。 日当たりの影響もありますが、 少し色が落ち着いてきたことと、その中でもやはり足元の変色が目立ちました。 ヒノキの板にステンレスの釘で板を張っているのですが、 そこからの雨垂れ(シミ)が少し気になります。 通常真鍮釘の場合この現象が起こりやすいのですが、 ヒノキであることが原因なのか、 試験体②はスギ板だったので一度それを確認してみる必要があると思います。 ![]() 辻・近川建築設計事務所∥海南市 設計事務所 和歌山 建築 辻 近川 建築設計事務所∥ ▲
by tsuji-chika
| 2009-09-16 08:56
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スギ板の、板塀、これまた無塗装ときました。
節有り、源平(赤身と白身が混じっている板)。 雨がかりに使うには、赤身(心材)の木が良いとされており、 赤白の朽ちていく差も見ることができそうです。 ■大和(やまと)塀という板塀 板の間に隙間があり風が通り抜けるようになっています ![]() 辻・近川建築設計事務所∥海南市 設計事務所 和歌山 建築 辻 近川 建築設計事務所∥ ▲
by tsuji-chika
| 2009-04-16 11:28
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