カテゴリ:道具( 62 )

180517 by hand

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CAD世代としてずっとパソコンで図面を描き続けてきた。
効率が良いしコンマ1mmの世界まで正確な図面を描ける。

しかし、経験と共に
ひとつの線に込める意味、いらない寸法と
必要な寸法が明確に区別できるようになってきた頃から
何でも等価に表現してしまう、CADの精度が少しずつストレスに感じるようになってきた。

手で描く場合、一つの線をかくにも消すにも手間がかかる為
無駄なものを極力描かないようにと自然と作業が強制される。

また、様々なスケールがひとつの紙面に同居することで
ささっと描いたスケッチが図面の解釈に役立つ。

何よりも描いていて楽しい。

現場サイドとしては
乱雑にかかれた文字や線の理解に苦しむかもしれませんが
しばらくすると上達しますので、そこは我慢してお付き合いください(笑)。

■手描きの図面もスキャンすることでデジタルとして扱える
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by tsuji-chika | 2018-05-17 08:53 | 道具

180406 名刺

屋号も変わったことで新調した名刺。
昔ながらの鉛合金の版を用いた活版印刷にて製作をして頂いた。
レイアウトは芯揃えで一番ベーシックに整え
紙はコットンペーパー(199kg)の生成り色に文字は黒インク。

鉛合金の版を用いる場合は版が定型である為余計な小細工ができない。
活版印刷の為に改良を重ねられた書体は洗練され何よりも読みやすい。

現在名刺をつくるには、
PC上で好きなフォントやサイズを感覚で選び自由にレイアウトしてプリンターで印刷するのが主流。
どんなデザインでも作れるということがメリットだと言える。
しかし、その自由度の高さが良い方向に出ているのだろうか?
オリジナルと称して作られた凝ったデザインの名刺で良いと思うものはすごく少ない。

今回名刺を新調するにあたって名刺について考えてみた。

名刺を頂くと一時の間、名刺入れや財布の中、デスク上や引き出しに保管することになる。
つまり渡された人にとってその名刺が所有物となる。
その名刺が、派手なレイアウトでどうだと言わんばかりに主張するものであれば
チラ、チラっと気になって仕方がない。それが嗜好に合わないものであればすぐさま
目の届かないところに追いやられてしまう。

人の生活に入り込む以上は失礼があってはいけないと思う。
少なくともテーブルの上にポンと置いていても、財布の中に入っていても
不快な存在にならないようにしたい。
人づてに名刺が渡ったときに余計な先入観や嫌悪感を与えないようにしたい。
限りなくニュートラルな存在であるべきだと思う。

活版印刷の文字サイズやフォントやレイアウトは
一個人の嗜好が反映されたものではなく、技術の積み重ねや実践を通して洗練されてきた。
そこには、普遍性が宿っていると僕には見えた。

その考えがどうだったか
確認するように、仕上がった名刺をテーブルの上に置いて仕事をしている。

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by tsuji-chika | 2018-04-06 13:32 | 道具

180405 second career

飲み口がフワッと広がり
そのくびれが、持つときに手にひっかかりすべることがない。
形、重量が絶妙な均衡を保っていてすべてにおいて満足するコップ。

そんなコップにヒビが入ってしまい
金継ぎなども考えたが、second careerとしてペン立てに使ってみることにした。

もともとバランスの良いものだから
デスク廻りの文房具の納まりがすこぶる良い。
足元でキュッとしまって、上でパラパラッと広がるので探す手間もかからない。

移動させる時も首根っこを掴んでスッと持ち上げてコトッと置ける。
この一連の所作から得られる感覚は
他にペン立てを探しても勝る物は出てこない程完成されているように思う。

second career として良いところに納まった。
長い付き合いになりそうだ。

■Royal Copenhagen(廃盤品をアウトレットにて見つけた)
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by tsuji-chika | 2018-04-05 08:46 | 道具

180403 鉛筆

春休みの宿題をする息子の様子を見ていてふと思った。

鉛筆を使っている。

シャーペンの存在を知らない彼は
あたり前のように鉛筆を使っている。

自分に置き換えると
中学校に入り、シャーペンを手にした時はすごく大人になったように感じた。
その後、ドクターグリップや、フォルダー、製図ペンとなり
今ではフリクションボールペンとなった。
その変遷は、腕が疲れない、かっこいいから、書きやすいから、削りカスが出ないから
道具を変えることで効率、使い勝手を良いものにする為のものだった。
即効性があり一定の満足が得られた。

効率、改善、新技術、建築も同じように日々進歩しているように見える。
しかし、すべてが万事良くなっていると考えるのは危険だと思う。

「進歩の影で失ってしまったものは何か?」
だからあえて鉛筆を使ってみることにした。

回顧礼賛になる必要はないが、それを丁寧に考えることを続けていきたい。
これから先、個人の設計士の存在意義はそこからしか生まれてこないと思う。

■外国に行けばボールペンで勉強している子供が多い。
日本の子供が鉛筆を使うことで得られる何かがあるはず。
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by tsuji-chika | 2018-04-03 11:52 | 道具

151128 LAMPADAIRE 1 LUMIERE/idee

新しい事務所になり
これから長い時間を共にするものとして小さな観葉植物とスタンドライトを買った。

観葉植物は時間と共に大きくなり、
スタンドライトはいつまでも同じ形で同じ光を灯し続ける。

照明器具はポールセンやアアルトといった北欧に限ると思っていたが
異色の存在としてこの、セルジュ・ムーユのスタンドライトがずっと気になっていた。
ぎりぎりのプロポーションは、部屋に緊張感を与え部屋の一角を照らしてくれている

■少しヘッドが大きい造形はイサムノグチに通じる
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辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2015-11-28 09:00 | 道具

151016 repair/Akari/NoguchiIsamu

働きはじめてからはじめて買った照明器具(Akari/NoguchiIsamu)。
当時、casaのイサムノグチ特集があってその影響で買ったような記憶がある。

もう10年以上使っているのでさすがに障子紙がボロボロになり
ここ数年は障子紙を取り外して使っていた。

今回、津村さんにお願いして障子紙を張り替えて頂いた。
立方体の簡単な形ですが、上下方向のフレームが無いので
紙のテンションだけで形を維持している。張るのは相当難しかったと思う。

軸は細い竹。その中に電気の線が入っている。
こんな細い竹に、電線が入っているのかと今でも不思議に思う。
経年で少し曲がってきているが、折れずに使えているのはすごい。
座は鋳鉄でずしりと重い。

■障子紙が新しくなり部屋の雰囲気が爽やかになりました ありがとうございました
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by tsuji-chika | 2015-10-16 05:55 | 道具

151003 less is more

新しい事務所に引越しをしてから1ヶ月が経ちました。
引越しの際、たくさんの資料を処分したこととその後減らせられるものはないかと
身の回りを整理しながら今の状態にまで落ち着いた。

大袈裟に言えば
竜安寺の石庭http://tsujichika.exblog.jp/23773641/の石のように
思考錯誤をしながら照明器具を配置し何もない壁と床の余白を楽しんでいる。

もちろん今の状態は少しずつ変化させたいと思っていますが
物が少なくなるとひとつずつの配置に敏感になったりと
今まで見えていなかったたくさんのことに気づかされます。

■日常の中で実験を行うこと
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by tsuji-chika | 2015-10-03 06:51 | 道具

150920 フリクションボールノック/PILOT

最近打合せをご一緒させて頂いている設計士さんや
頼もしい監督さん、几帳面な職人さんと頼りになる方が
皆共通して使っているのがフリクションボールノック/PILOT。

ナニカアルと早速試してみた。
絶妙な書き味と、ノック式の便利さ、かすれにくさととにかくストレスが無い。
コンビニでリフィルを買えるというオマケ付きで一度使うと手放せなくなりました。
完成度がすごい。

■写真は、関空で購入できるJAL(鶴)マーク入りのフリクションボールペン。
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by tsuji-chika | 2015-09-20 05:47 | 道具

150918 Z-208/山田照明

試行錯誤しながらようやく落ち着いたタスクライト。

Z-208/山田照明
LED全盛の時代に20形蛍光灯を使用する。

この照明、Gデザインや
デジタルカメラグランプリ撮影・編集補助用品部門 金賞を受賞など密かにすごい。

今回LEDのタスクライトを様々検討しましたが
何より高価なことと照射面積が限定的で
W1,500のテーブルをすべてカバーできるようなものがほとんどない。
またLEDは発展途上の技術として目に与える影響が未知数。

決定的だったのは色評価用蛍光灯が使えること。
平均演色評価数(Ra)が100に近い程自然光に近い光とされ
色評価用蛍光灯はRa99(一般的な蛍光灯はRa60程度)を示す。

卓上が自然光に近い光になることで、
写真、モニター、サンプルなどの色がより正確に再現することができます。
実際点灯するとフワァッと色が鮮明に見え気分が良い。
外の光と蛍光灯の光にほとんど差を感じない為、点けているのを忘れることも。

天井に照明を付けずに照度を確保する方法を
色々模索してきました(ものすごく勉強になりました)が
これをもってようやく終焉することができました。

■シェードにスイッチが付いています(すごくよく考えられている)
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by tsuji-chika | 2015-09-18 13:48 | 道具

150806 coffee

缶コーヒーも、コンビニも、スターバックスも、喫茶店でもそれ程違いを感じずに
コーヒーを飲んでいた。そんな頓着の無い舌だったが、
打合せで出して頂いたコーヒーがあまりにも印象的な後味(酸味がある)
だったので思わず何処で購入できるかを聞いてしまった。

幸い近くの店で売っていたので購入してみた。
家で飲んでみた味は酸味が立ち「そう!この味!」とうれしくなった。
しかし、その打合せで頂いた味には遠く及んでいない気もするので
今度会ったときにいれかたのコツを教えて頂こう。

■違いのわかるおとこに(笑)
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by tsuji-chika | 2015-08-06 13:34 | 道具