カテゴリ:『湊北町の家』( 31 )

131219 気配

『湊北町の家』

部屋数が多くなると
廊下でつなぐ必要が出てくる。

そんな廊下も向こうから光が入って
なんとなく気配を感じるような空間になればと思う。
廊下が決して悪いのでなく
廊下があることで生まれる、気配が良い個性になると思う。

■角を曲がる そのことだけでも楽しい
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by tsuji-chika | 2013-12-19 13:58 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131205 左官の外壁

『湊北町の家』

下塗り、中塗り、仕上げと
徐々に徐々に塗り厚を重ねていく左官の壁。
サイディングを張って仕上げる
乾式の方法より手間はかかりますが
仕上がりの表情については
手間を掛けただけのことはあると思う。

今回は街中にある建物ということで
浮いた色ではなく落ち着いた色選定しています。

■下塗りの様子:ヘアークラック対策の為下塗りの段階で全面メッシュ張りを行って頂いた
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by tsuji-chika | 2013-12-05 08:51 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131114 内のような外のような

『湊北町の家』

外廻りの造作も終わり中の作業が進んでいます。
コの字型の平面の凹んだ部分。
内のような外のような雰囲気が漂い始めました。

この不思議なスペースを介して部屋同士もつながり
視覚的にはのびのびした広がりを見せています。

■街中でプライバシーを気にすることなく外部を感じる仕掛け とてもおもしろくなりそうです
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by tsuji-chika | 2013-11-14 09:59 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131112 北欧建築に学ぶ

『湊北町の家』

玄関ポーチの軒天井。
北欧建築では小幅の板が使われることが多い。
想像すると
赤道付近の国のように大径木が採れない為
流通する部材寸法自体が小さいのだと思う。

日本の場合、お金に糸目をつけなければ
大幅で、節の無いものが手に入りますが
基本的には90mm、105mm、120mm幅が一般的。
さらに節を少なくとなってくれば途端に金額が跳ね上がる。

さてどうした物かと考えると
部材幅を小さくすればと考えが行き着く。
小さくなればなる程
節が入る余地が少なくなり仕上がりは繊細になる。
施工手間は増えるので一概に
安価になるとは言いにくいのですが
節の無い仕上がりという要求には十分に答えられるように思う。

■街中の現場ということもあり木部は濃い色に着色・材料はスギ
■さらに突詰め下地の胴縁材(赤松一等材)で外壁を作ったりすると繊細で面白い建築ができると思う
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by tsuji-chika | 2013-11-12 08:37 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131001 傘を差す

『湊北町の家』

屋根の存在は傘を差すようなものだと思っている。
はやりの軒の出が無い箱のようなデザインは
形がとりやすくスタイリッシュでいいのですが
傘を差さずに外に出ているようで見ていると冷や冷やする。

大きな傘を差すことは
少し野暮ったいかもしれませんが雨や夜露に対する安心感がある。
これからも、傘を差さないではなくどんな傘を差すかを考えていきたい。

■屋根はガルバリウム鋼板 耐久性を考え谷樋にはステンレス鋼板を使用
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by tsuji-chika | 2013-10-01 09:02 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

130930 準防火地域+延焼のおそれのある部分

「湊北町の家」

和歌山市内に建つ、「湊北町(みなときたまち)の家」。
和歌山では珍しい、準防火地域に指定されている為
開口部にも通常の窓よりも高い防火性能が求められる。

「延焼のおそれのある部分」という聞きなれない言葉。
建築基準法の法律用語で
1階では敷地境界より3m以下
2階では敷地境界より5m以下の範囲内で
外壁、軒裏、開口部の厳しい防火性能の制約を受ける。

木製建具を使用する場合
メーカーが出している既製品の木製建具では対応できるのですが
価格、サイズ、納まりの自由度の点で採用が難しい。

さて、今回の計画でいうと
写真中央の凹んだ所では「延焼のおそれのある部分」の制約が外れるので
いつも通りの木製建具を使用できる。

ここしかないピンポイントで採用された木製建具。
さてさてどういう効果を生み出すか期待が膨らみます。

■見えない法律の壁をどう解いていくか
130930 準防火地域+延焼のおそれのある部分_b0129659_9481484.jpg
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by tsuji-chika | 2013-09-30 11:14 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

130906 小さな部屋

『湊北町の家』
間口1間、4畳半の小さな畳の部屋。
小さいのに窓が3つもあり、風が通り抜け、光も入る。
窮屈感を感じさせない立派な部屋は
昼寝をしたり、洗濯をたたんだり、急なお客様に対応したりと
何かと重宝する部屋になると思う。

■間取りには広いところ狭いところと全体のメリハリが重要 
ただただ広いというだけは駄目
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辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-09-06 08:18 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

130904 心理にはたらきかける

『湊北町の家』

軒先に付ける鼻隠しの加工。
寄せ棟の屋根に樋がぐるりとまわり
今回は濃い色で着色する予定なので地上から見上げればほとんどわからないところ。
樋の隙間からチラッと見える程度。

大工さんの仕事を見ていると
実に丁寧にカンナをかけながら角のところではきっちりと留め(45度にカットして納める方法)にしている。
監督さん曰く、既製品の建材ではなく無垢材を使わせると大工さんの気質上適当には扱えないとのこと。

こういう心理を想像しながら図面が描けると良い図面になると思う。

■樋の金具がきっちりと留まるように鼻隠しにはヒノキを使用
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by tsuji-chika | 2013-09-04 09:05 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

130823 検査・検査・検査

『湊北町の家』

棟上げを完了してから、筋交いと金物が付くと色々な検査を行う。

確認申請審査機関による中間検査
設計事務所による金物検査
住宅瑕疵担保責任保険による中間検査
耐震等級を確保している旨を証明する為の検査
当然、工務店さんによる自主検査
書いただけでも5つの検査があり
各々、同じような内容をチェックすることになる。

その都度立ち会う監督さんも大変ですが
申請を行う設計事務所としても煩雑な事務仕事が増えるばかり。
クライアントにとっては安心につながると思うのですが
万が一何かあった場合、一体誰が責任をとるのか。
大事なところが曖昧になってしまっているようにも思う。

■家を建てるのが少し複雑になりすぎているように感じる
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gx200 with DW-6  辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-08-23 08:39 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

130808 曖昧な境界

『湊北町(みなときたまち)の家』

街中に建つ場合、廻りが家に囲われるので
採光・通風の計画に注意する必要がある。

湊北町の家の場合
コの時型の真ん中の部分に縁側のようなテラス(屋根があります)を取り
内部とも外部ともいえない曖昧なスペースを作った。

外部との境界は戸袋に引き込まれてしまう木製建具で調整することにより
アメーバのように外部が内部に侵入するような、
内部が外部に広がっていくような効果を期待した。

今の状態からは少し想像しにくいと思いますが
この仕掛けは成功するように思う。

■街中において、通風と採光を自然に取り込むには曖昧な境界を作ることが大事
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by tsuji-chika | 2013-08-08 09:06 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)