カテゴリ:『赤坂台の家2』( 22 )

190626 何を期待されているか

『赤坂台の家2』

打合せをさせて頂いていると
派手さや目立つこと、変わったことを期待されていない(笑)ことがわかる。

普通を求められている。

設計事務所に期待されることとして
派手さや他と違うものを、目立つもの、凝ったものといった言葉を想像する。

設計事務所としても、それに答えようと
新しいスタイルを提案し、カッコいいものを作ろうと努力をする。

皆がそれをすることで
ふと気が付くと普通の家(定義が難しいが・・・)がスポッと抜けてしまっていることに気が付く。

お施主さんと打合せをさせて頂いて
普通の家を作っていたからと言われることがよくある。

今回の家もそういう雰囲気が漂う仕上がりになったと思う。

■建築はコテコテさせない。家具が入ることで丁度いいバランスをつくること
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by tsuji-chika | 2019-06-26 10:03 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190622 調子を整える

『赤坂台の家2』

床に無垢材を使った場合、他の仕上げについても素材感を合わせていきたい。
全体の調子を整えることで違和感のないまとまりが生まれるからだ。

無垢材を使っているのに
水廻りにテカテカの塩ビシートを張ったり
サイディングの外壁なのに、無垢材の板張りを合わせていったりと
あちこちで見られる自然素材と建材の組み合わは、
それぞれの長所を殺し合い、片方があることでもう一方がみすぼらしく
安っぽく見えたりしてしまっていてもったいない。

建材を使うならば徹底して色や柄を選び抜き
自然素材を使うなら機能性とのバランスをとりながら慎重に建材を取り入れていく。

床はヒノキの無垢材(山長さんのもの)。
脱衣所、便所の床はコルクタイル。
ユニットバスはタカラのホーローの壁。
タカラのユニットバスは、ゴチャゴチャしたオプションを排除していくことで
無印良品のような雰囲気を作ることができお勧め。

■コルクタイルとヒノキの床材
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■壁パネルはホーローなのでチープ感がなく良い雰囲気。
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by tsuji-chika | 2019-06-22 14:44 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190619 シャッターの問題

『赤坂台の家2』

昨年の台風21号
が建築業界に与えたインパクトはとても大きい。

その一つに、雨戸やシャッターに対するニーズがある。
(新宮の家では外壁の外側に木製建具で雨戸(引き戸)を付けている)
今のガラスは昔のものに比べると厚みがあり、余程のことがない限り割れることはなくなった。

設計事務所の場合、意匠(デザイン)的な理由もあり
雨戸やシャッターを付けない設計がほとんどだが、
今回の台風を機に雨戸やシャッターを避けて考えるのが難しくなった。
(強化ガラスを用いるという選択肢もある)

さて道路側に面する部分、2階の寝室についたシャッターボックス。
2階の外壁を外にふかして、凹みをつくりその中にシャッターボックスを納めた。
そらにその奥行きを利用して
凹みの手前側にアルミの簾を付け建物の外観を整えることにしている。

■ネガ要素を逆手にとって考えてみる
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by tsuji-chika | 2019-06-19 11:23 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190618 見切りについて

『赤坂台の家2』

絶対に誰も気付かないから書いておきます(笑)。

吹き抜けの垂れ壁と、1階の天井の見切り材について。

垂れ壁は、茶色の仕上げ。
1階の天井は、白の仕上げ。

仕上げが切り替わるので
その取り合うところには見切りが必要になる。

今日の話はその見切りについて。

何も考えなければ、ボテッとした角材を付けて終わるところ。
今回は、断面を三角形に処理して頂くことでシャープな印象にした。

小さな部材だが
この一手間で吹き抜け全体の印象がきりりとなる。

■写真も少し大きめに・・・
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by tsuji-chika | 2019-06-18 10:57 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190608 素材感

『赤坂台の家2』

内部が仕上がりました。

珪藻土クロスに、ゴム集成材の造作、スギヒノキの構造材
手に触れる部分には真鍮製の鈍く光る金物。

それぞれは地味な材料ばかりで
特に高価なものでもない。

素っ気ないかわりに素材は本物を使う。

そこに効果的に光が入ることで
素材が活き活きしてくる。

何かに似せた材料だとこうはならない。

■壁や天井に反射する光のグラデーションが模様や柄となる
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by tsuji-chika | 2019-06-08 09:11 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190606 化粧

『赤坂台の家2』

外部の木部について極薄い白の塗装をしている。
一手間

写真では伝わりにくいが
やはり、何も混ぜない透明のものを塗った時とは仕上がりが違う。

やさしい。

スギの力強い部分ではなく、柔らかい部分がうまく表現できていると思う。

外壁の茶色の左官壁との相性も素敵です。

■シンボルツリーの緑が入ることで丁度いいバランスになります
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by tsuji-chika | 2019-06-06 06:06 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190516 一人の手で

『赤坂台の家2』

一人の大工さんが、上棟から、家具、造作と一通り責任を持つことが少なくなった。

■棟梁は黒江の家でもお世話になった中村大工
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by tsuji-chika | 2019-05-16 15:48 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190510 bright room

『赤坂台の家2』

周囲が隣家に囲われているので採光をとるのが難しい。
プライバシーの問題もある。

南側に配置した小さな和室。
大きな掃き出し窓から光が入り、
居間側から見ると、
吹き抜けの大きな壁の暗さと和室の明るさの対比が際立つ。

和室への出入り口を少し小さくすることで
よりその対比を強くした。

少し暗いところに立ち、視線の先が明るいと印象がすごく良くなる。
向こうに行ってみたい効果(サバンナ効果)が期待できる。

想像して欲しい
もしこれが反対の関係であれば、この和室に行きたくなくなり
襖が閉まった状態になってしまう。

風通しや採光、部屋の広がりを期待すると
常に開いていて欲しい和室なので、自然とそうなる仕掛けを作った。



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by tsuji-chika | 2019-05-10 15:31 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190509 一手間

『赤坂台の家2』

素地の木に透明の保護剤(クリア)を塗ると濡れ色になって木目が浮き立つ。

ヒノキやスギの場合その木目が強調されることで和の要素が強くなる。
好みの範疇ではるが
ヒノキやスギの場合、塗装をせず白木のままが清々しくて美しいと思う。
内部で塗装が特別必要でないところは無塗装とすることが多い。
https://tsujichika.exblog.jp/i20/

色々と考えた結果
透明に少し白の塗料を混ぜることを試してみた。
現場で調整して頂き交ぜ具合を決める。

今建設中の国立競技場に国産材が大量に使われる。
ある記事を読んでいると少し白で着色するようなことが書かれていた。
おそらく同じような思考だと思う。

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by tsuji-chika | 2019-05-09 13:24 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

190424 面積と容積

10連休を前にして資材の流通、職人さんの手配、確認業務の停滞がおきている。
国が休日として定めるのは最低限にして、有休を堂々と取れる風土になれば良いのにと思う。
これだけ休日が多いと、日当で働く職人さんにとっては良い迷惑にしかならない。

『赤坂台の家2』
3方を建物に囲われ、奥に細長い敷地。

広さの感覚を面積(畳数)だけで捉えていると物理的な限界(狭い)がある。

面積x高さ=容積

として広さを扱うと一気に空間が展開してくる。
今回、中心となる居間の天井を1.5階分の吹き抜けとし容積を稼いだ。

南側からの採光も周囲の視線、建物を考えると限定的になるので
幅を抑えて、高さでとることにしている。

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by tsuji-chika | 2019-04-24 09:42 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)