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080617 朝日を受ける

東の壁面にぽつぽつと窓をとっているのは、
朝日を室内に取り込むためです。

2階は寝室となっているので、
朝日を受けることの効果は特に大きいです。

一般的に間取りを考える時、窓は南に向けてとることを前提に考えられます。
昼間の太陽をたくさん受けるためです。

しかし、昼間基本的に留守になる寝室については朝日を受けることが大事な要素になります。

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by tsuji-chika | 2008-06-17 09:05 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080616 階段の納まり

「大野中の家」の階段は、
食事室(D)と家族室(L)を区切るように、部屋の中央に設置されます。

階段の側桁がそのまま室内に見えてくる為、
どのような意匠(デザイン)を施すかとても重要になってきます。

意匠と言っても見せかけのものでなく、
階段の強度を守る為の楔(くさび)の処理の仕方と言った方が適切で、
強度、昇降のための安全性、そして意匠性、様々な角度からの検討が必要です。

写真は、楔(くさび)の留め方の模型。
棟梁を含め色々なアイデアを出し合って検討していきます。

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by tsuji-chika | 2008-06-16 09:27 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080614 巨大な木

大きいではなく
「巨大」な印象をあたえる木を見つけました。
枝打ちされていますが、
異形に残る枝の葉がその存在感をますます「巨大」なものにしています。

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by tsuji-chika | 2008-06-14 09:18 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)

080613 下り坂

山の斜面に沿って、素っ気なく作られた坂道。
階段やスロープを考える時、
安全性の問題から手摺や勾配といったことに多くの検討がなされますが、
この坂道は違った次元で存在し、下りることの楽しさを獲得しています。

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by tsuji-chika | 2008-06-13 09:41 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)

080612 木製建具

「大野中の家」の主だった開口部(窓)には、木製建具を使用しています。

木製建具を使用する理由は、温かみがあること、断熱性能があること色々とありますが、
一番大きな理由は、サイズが自由になり、開き方に色々な工夫ができるということです。

既製品のアルミサッシを使用する場合、規格化された範囲内での選択となるので、
その規格にあわせて窓の大きさが決定されてしまいます。

部屋のイメージを想像している時に、
どうしても欲しい大きさ、欲しい開き方が必要になるときがあります。

適材適所、アルミサッシと木製建具が選択されていきます。

■建具屋さんの作業場にて。木製建具が作られるところ。樹種は米ヒバ。
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by tsuji-chika | 2008-06-12 09:00 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080611 囲われた空間

「大野中の家」の主屋根では、
軒の出を1,050mm確保しています。
それに加え南側のバルコニーでは、
袖壁(写真正面)を両サイドに設けているので、
囲われた空間が生まれています。

床面積(坪数)に参入されないところですが、
表からの緩衝帯として落ち着きのある大事な場所となっています。

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by tsuji-chika | 2008-06-11 09:36 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080610 木の保護塗料について

「大野中の家」の外壁には、
杉板(15mm厚)を張る箇所と、左官塗りの箇所があります。

先日、浸透性の保護塗料を塗った杉板の色見本を作って頂き、
現場にて杉板の色を決定しました。

仲良く並んでいるのがそれで、
左側が「クリア(透明)」、右側がクリアが少し濃くなった「ナチュラル」
という色です。

杉板の色のばらつきを抑えるためと、UVカットの効果を期待して、
「ナチュラル」を選択しました。
(木の日焼け、色落ちをそのままいかした表情とする為に濃い着色をしていないので、
後にどちらも同じような銀(灰)色になるのですが・・・)

保護塗料を選択するとき「経済性」、「作業性」、「耐候性」等は大事な要素なのですが、
長期的な視点に立って、「塗り重ねのし易さ」ということに重点を置かなければなりません。

マニキュアのように表面に塗膜を作ってしまうものであれば、
一度はがしてからでないと塗り重ねできませんし、
複雑な色であれば色合わせが難しく新旧の差が際立ってしまいます。

どのような材料、製品を使っても必ずメンテナンスが必要になります。
メンテナンスをすることで始めて建物は長く健康に保たれます。
そのような視点に立つと、材料・製品・色についての選択肢がおのずと絞られてくるものです。

080610 木の保護塗料について_b0129659_929689.jpg
by tsuji-chika | 2008-06-10 10:02 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080609 外壁の下準備ができました

外壁を仕上げていくには、
その下地となる骨組みを作らなくてはなりません。

外壁の仕上げによって、下地の作り方が変わってきます。
「大野中の家」の場合、
格子状に桟が組まれた下地のところが、杉板張りで、
二階の横桟が密に打たれたところが、左官塗りの仕上げとなります。

二通りの仕上げを切替して使用する場合、
その切替す位置や、切替す納まりに配慮がないと、
安っぽくなってしまうおそれがあります。

一方でそのあたりがうまく処理されると、
単一の材料で仕上げられたよりも深みのある表情になります。

外壁材の準備が出来次第、仕上げの工程に入っていきます。

080609 外壁の下準備ができました_b0129659_103165.jpg
by tsuji-chika | 2008-06-09 10:42 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080608 階段

「階段」の意味を広辞苑で引くと
「段になった昇降用の通路」とありました。

それ以上でもそれ以下でもない、素っ気無いデザインですが、
余計なことがなされていないことで、かえって力強さを生み出しています。

参考までに、写真右手が水上になります。

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by tsuji-chika | 2008-06-08 10:23 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)

080607 塀を読み解く

一見、小石がランダムに積み上げられた塀に見えますが、
立ち止まってじっくり観察して見ると、
一つ一つの石が丁寧に選択され積み上げられているのが良く分かります。

下段では比較的大きな石から始り、
積み上げられるにしたがってだんだんと石が小さくなっていきます。

いよいよ残りわずかというところで、
一旦息を整えるかのうように平たい石が水平に走っていきます。
これがあることで、意匠(デザイン)としてとても洗練されたものになっています。

左の角では大きな石が、横へ崩れ落ちる小石をしっかりと受け止め、
だらしなくなりがちな角をピシッと引き締めています。

一つ一つの小石は、「人」の字のように他の石とバランスをとるように積まれています。

もう一度積み上げても同じ並びにはならない一回限りの模様ですが、
それだけに読み応えのある面白い塀です。

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by tsuji-chika | 2008-06-07 09:30 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)