<   2013年 11月 ( 19 )   > この月の画像一覧

131115 消えた職人

世の中駆け込み需要のあおりを受けて
どの現場でも職人さんがつかまらない。
やりくりをしなければいけない監督さんは頭が痛い時期だと思う。

建設業界にとっては需要が増えてハッピーに見えるかもしれないけれど
需要を先食いしていると思いながらの忙しさは
来年は暇になるからねと、皆寂しそうに口を揃える。

10年後の話。
技術を持った職人さんが不足することにより
あたり前にできていることがあたり前にできない時代が来る。
有田の家2の和室
湊北町の家の中庭廻りの造作
既製品、建材ばかりの仕事に慣れてしまった
経験の無い職人にはできない仕事。
(経験が無く教えてくれる人がいないのでやむをえない)

大工さん、左官屋さん、建具屋さん
既製品のあおりをモロに受ける職人さんが
終えた仕事を見て10年後にはこの仕事をできる人がいなくなるよと言う。
前向きに考えると
ニーズがあるならば
限られた技術を持つ職人さんに仕事が集中する時代が来る。
設計事務所もまた同じ。

■手間仕事に意味を見出し貴重な存在になること
131115 消えた職人_b0129659_8583838.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-15 09:22 | 『その他』 | Trackback | Comments(0)

131114 内のような外のような

『湊北町の家』

外廻りの造作も終わり中の作業が進んでいます。
コの字型の平面の凹んだ部分。
内のような外のような雰囲気が漂い始めました。

この不思議なスペースを介して部屋同士もつながり
視覚的にはのびのびした広がりを見せています。

■街中でプライバシーを気にすることなく外部を感じる仕掛け とてもおもしろくなりそうです
131114 内のような外のような_b0129659_9514164.jpg131114 内のような外のような_b0129659_9514824.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-14 09:59 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131113 和風と呼ばれること

『有田の家2』

和風の建物ですねと言われることが多い。
軒を深く出し、木製建具を使い、左官の壁にスギの造作材となれば
漂う雰囲気は和風になる。

設計している当人は
和風という固定されたイメージから離れたいと思いながら
いつも図面を描いている。
全く離れるのではなく、少し離れる。
新しく、斬新に見せようと基本(型)を外してしまうことは簡単なのですが
それでは、クライアントや職人、地域の共感を得ることは難しいと思う。

■寸法に細心の注意を払いながら設計した和室 
質素ですが張り詰める緊張感が気持ち良い
131113 和風と呼ばれること_b0129659_973420.jpg
131113 和風と呼ばれること_b0129659_974489.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-13 09:20 | 『有田の家2』 | Trackback | Comments(0)

131112 北欧建築に学ぶ

『湊北町の家』

玄関ポーチの軒天井。
北欧建築では小幅の板が使われることが多い。
想像すると
赤道付近の国のように大径木が採れない為
流通する部材寸法自体が小さいのだと思う。

日本の場合、お金に糸目をつけなければ
大幅で、節の無いものが手に入りますが
基本的には90mm、105mm、120mm幅が一般的。
さらに節を少なくとなってくれば途端に金額が跳ね上がる。

さてどうした物かと考えると
部材幅を小さくすればと考えが行き着く。
小さくなればなる程
節が入る余地が少なくなり仕上がりは繊細になる。
施工手間は増えるので一概に
安価になるとは言いにくいのですが
節の無い仕上がりという要求には十分に答えられるように思う。

■街中の現場ということもあり木部は濃い色に着色・材料はスギ
■さらに突詰め下地の胴縁材(赤松一等材)で外壁を作ったりすると繊細で面白い建築ができると思う
131112 北欧建築に学ぶ_b0129659_8232645.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-12 08:37 | 『湊北町の家』 | Trackback | Comments(0)

131111 価値の無かったもの

病院などを利用する際
必ずと言って良い程便所を利用する。

そんな便所が少しゆったりしていて
落ち着いて、清潔感が漂っていれば
とても印象良く帰ることができる。

今までは
便所=汚いもの、隅に追いやられるもの
という時代でしたが、これからは
建物の顔として大事に扱わなければならないと思う。

■価値の無かった物に光をあてる・・・
http://tsujichika.exblog.jp/21410676/
131111 価値の無かったもの_b0129659_13161447.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-11 13:26 | 『その他工事』 | Trackback | Comments(0)

131108 棟梁

この現場をほぼ1人で納めて下さった、棟梁中村さん。
つたない詳細図を頼りに
言葉少なくポイントポイントを抑えながら
意見を交わしてきた。
技術的なことはもちろん
職人の姿勢を中村さんの背中から教わった。
現場は年内に引渡しを終える。

すばらしい仕上がりと働く姿勢に
皆喜んでいます。

■天井は中央を少し上にひっぱりむくりをつけています
131108 棟梁_b0129659_828586.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-08 08:35 | 『有田の家2』 | Trackback | Comments(0)

131107 IKEAのプラスチックケース

IKEAのプラスチックケース。
数百円にもかかわらず妥協の無いデザインによって
とても洗練されたケース。
スウェーデンのデザインに対する意識の高さがプンプンと漂い
安いものをいかにも安いですと売ってしまう商品とは一線を画す。

プラスチックの質感と少しアイボリーが入った白の色が
本当にすごいと思う。底にはデザイナーの名前も記されています。

■残念ながら今はもう売っていないようです
131107 IKEAのプラスチックケース_b0129659_75041.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-07 08:09 | 道具 | Trackback | Comments(0)

131106 ものづくりの国

ものづくりをしている国として、日本とドイツがよく比較される。
ドイツを代表するメーカーを見てみると
ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディー、ポルシェ
カメラメーカーではライカとなる。
日本のメーカーと比較すると
特殊性、高級感を持つブランドとして
世界的な存在となっているのが前から気になっていた。

何故ドイツからハイブランドが数多く生まれるのか・・・。
改めてドイツという国に興味を持っている。

今回ドイツに関する本を読んで見て
いくつかのヒントが垣間見えたので項目だけ列挙します。
・完全主義(Detailbesessenheit):細部にこだわる性格
・中規模企業:ニッチ市場に特化・他社に真似できない技術力
・質を重視:個人主義や個性化を好むユーザーに対応
・労働時間:1日10時間まで30日間の有給休暇も必ず取る・人生で1番大切なものは休暇

何となく見えてくるのは
不特定多数を求めるのではなく、特定の対象に特化することで
その分野での独自性を強めること。
また、ものづくりをする者にとって充実した休暇が
ものの本質を見つめるのに必要な時間だと理解すること。
これからの参考にしていければと思います。

131106 ものづくりの国_b0129659_751926.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-06 07:17 | | Trackback | Comments(0)

131105 価値の無いもの

夕方、海南駅に息子を連れて行く。
見慣れた風景。大人にとっては
何も楽しいことはないのですが
子供にとっては
車止めに登ったり
電柱の周りをグルグル走り回ったり
野良猫を探したり
喫茶店の食品サンプルを眺めたりと
とても楽しそうにしている。

これからは
「価値の無いものに価値を見出す」時代だと言った人がいたが
息子が遊んでいる様子を見ると、海南にもまだまだたくさんの可能性を感じる。

131105 価値の無いもの_b0129659_84278.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-05 08:09 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)