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191025 植栽工事

『赤坂台の家2』

昨晩の雨があがり、朝から木を植えて頂きました。
メインは常緑のヤマボウシ、足元にはコバノズイナヤブランとして栗石で地面を覆っています。

トレンドとして株立ちの木もありますが
今回は1本の幹がすっと立って、傘をさすように葉がついた木を選んでいます。
アプローチである為、視界の抜けが良いのが面白いです。
もう少し成長して上の葉のボリュームが大きくなれば動きがでると思いますが
生き物なのでそれは時間が解決してくれると思います。

松田さんいつもありがとうございます。
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by tsuji-chika | 2019-10-25 11:20 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)

191024 鴨の水掻き

『白浜の家』

軒の出を1500mmも出そうと思うと、通常の垂木だけでは強度が十分でない。
大きな梁を突き出して屋根を支える必要がある。

しかし180mmもある梁をそのまま軒先まで突き出すと
野暮ったくて仕方がない。丁寧にみていくと、軒先には加わる力はごくわずかで
建物から離れる程、梁に加わる荷重は小さくなる。
そこで先端をカットし軒先がシャープに見える納まりとした。
斜めにカットしているのは、垂直だと木が裂けやすくなるから。

溝には軒天のスギ板を張って
梁せいの半分だけ見える仕上がりとなります。
鴨の水掻きみたいな納まりです。

■梁の小口に節がこないように木を選定して頂きました。
山長商店さんいつもありがとうございます。
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by tsuji-chika | 2019-10-24 08:34 | 『白浜の家』 | Trackback | Comments(0)

191021 上棟

『白浜の家』

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軒の出1800と1500mmと、とてもゆったりとした切妻屋根。
間口に対して奥にぐぅっと長い間取りなので軒先がすぅっと通って気持ちが良い。
1階が土留めを兼ねた鉄筋コンクリート造で2階に木造の平屋が載ります。

建物に対して前面道路が大きく下がっているので
主とする外観は下から見上げるアングルになります。
真正面から見る立面図だけで検討していると、
このアングルのズレを捉えにくいので、CGによって勾配や建物高さを検討し調整しています。

とは言っても実際に建つまではまな板の上の鯉状態でいつまでたってもドキドキする。
形が単純な建物ほど、プロポーションが決め手になるのでここをはずすと他でリカバリーはできません。

■谷地にすっと納まりました。
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■妻面は1階に比べて1m飛び出しています。
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■周囲からの落ち葉を考慮して樋はつけません。
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by tsuji-chika | 2019-10-21 10:57 | 『白浜の家』 | Trackback | Comments(0)

191018 伝えること

『三重の家』

毎回同じ方との仕事だと、「〇〇邸の納まり」と伝えれば用が済む。
しかし、毎回違う方だとそうはいかない。

図面に描いてあるからといって
そのままこちらの意図が伝わるわけではなく
どちらかというと伝わらないものとして入っていった方が良い。

朝8:30に現場に到着し、各職方の担当者と打合せを行う。テーブルは軽トラの荷台。
こちらもこのやり取りを何百回と繰り返してきたので大体のことは説明できる。

人に伝えることは難しい。

手描きで描いて伝えること。

細かな納まりになれば
三角スケールとパイロットのフリクションペンを使ってその場で正確に図面を描く。
ゆっくりと正確に。必要に応じてmulti8で着色する。
時間がかかるが、そのスピードに合わせてしゃべりながら思考のプロセスを
職人さんにも共有してもらう。

何も描く図面が正しくある必要はない。
最初に描く図面はたたき台程度として捉え
職人さんの意見を反映させながらより良いものにブラッシュアップさせる。

一緒に思考して頂くことで、「ようやくわかった!」と言ってもらえればしめたもの。
その後のやりとりはスムーズに展開します。

■時間をかけて金物ひとつづの寸法をおいながら描く
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■親子で工務店をされています

建築峪中のお父さん。一緒に製図をしてくれます(笑)。
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by tsuji-chika | 2019-10-18 09:28 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191017 スギとヒノキ

『三重の家』

1階は真壁、2階は梁下まで大壁。
仕上げは床がヒノキで壁(一部左官がある)・天井がスギ。
塗装もする予定がないから、無垢の木の中に住む心地になる。
板材は節有りで地元三重の製材所から調達する。
飾り気は無いが、無駄な寸法を無くすことで
キュッと引き締まった空間にしたいと思います。

■2階床下地はJパネル:化粧になる梁組は見え方を考慮して割付している
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■縦長の三連窓:小気味よく分割する

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■階段は建物の中央に。その周りをグルグルまわる間取りにした
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by tsuji-chika | 2019-10-17 09:14 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191015 親密感

『三重の家』

3x3.5間の総二階の部分に、差し掛け屋根が付く小さな家。
桁高さも通常の家に比べると一段低く、より小さく感じる。
その分中に入るとキュッと空間が引き締まり
親密感をより強く感じることができます。

蜜柑畑に囲われ2階からは遠くに太平洋が見える。
開けた自然環境である一方、
台風が近づくと雲行きがあやしくなるのが見え雨風の影響が強いことを想像できる。

『自然環境から守る』。
それがスタート時にイメージしたことで、この考えが端々に反映された計画となっています。
守るということについて物理的な側面と、心理的な側面両方からアプローチをしていて
先ほどの親密感というのは心理的な効果を期待してのこと。
徐々に空間が仕上がってくるとそのイメージを掴んで頂けるかと思います。

■手の届きそうな2階:差し掛けの屋根はまだ付いていない
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■台風19号が近づく
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■2階居間:梁下端で2110mm。水平の梁が等間隔に並び
そのリズムが太平洋の水平線に呼応する
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by tsuji-chika | 2019-10-16 14:27 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191011 トーン(諧調)

『日方の家』

改修前はピアノ室の西側に2つ部屋がありました。
ドア1枚で区切られていて中の様子が全くわからない、一般的な部屋としての捉え方。

子供部屋がブース(booth:仕切り部屋・小室)のようだったら良いのにと考えていました。
大学の研究室のように、広い空間に電気がポツンとついているような。
各々がひとつの空間を共有しながら各々の場所で好きなことをしている雰囲気。

今回の計画でまずイメージしたのがそれ。

幸い、子供部屋には大きな掃き出し窓がありそこから強い光が入ってきます。
オークラのロビーのように、手前(ピアノのあたり)を少し暗くしてやれば
子供部屋に居る者がシルエットになるだけでプライバシーもそれ程気になりません。

子供部屋とピアノのあたりの天井を木の仕上げとしたのは
その考えをよりわかりやすくする為。手前の白い天井のままだとこの調子は出なかったと思います。

■こんなオフィスがあったら良いのにとも思う・・・素敵な仕上がりです
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by tsuji-chika | 2019-10-11 15:58 | 『日方の家』 | Trackback | Comments(0)

191008 竣工写真

『日方の家』

築40年、鉄筋コンクリート造の改修。

グランドピアノが中央に位置し
ソファー部分と区画するように据え置きの家具を造り付けました。
この中には譜面がびっしりと並びます。

天井が高い為、重心をコントロールするように照明器具を配置し
落ち着きを作っています。

写真右側は子供部屋です。
採光、通気を兼ねて間仕切り壁と天井との間に隙間を開けました。
その隙間から光が漏れてピアノが置いているところの天井を明るく照らしています。

新築の案件、特に住宅では、鉄筋コンクリート造や鉄骨造(上の家)の建物が少なくなりました。
40年前や、30年前には比較的作られていて今でも街中にはちらほらと見ることができます。
マンションはもちろんですがこういった建物のリフォームは躯体がしっかりとしていて
また空間が大きい為、丁寧に計画することで他にはない趣のある空間に仕上げることができます。
このような建物には新築では実現しない可能性があるのでリフォームを考えられるのも
良い選択肢だと思います。

新築で解いていくと採用されない提案がリフォームでは受け入れられることも。そこに可能性があります。
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by tsuji-chika | 2019-10-08 16:24 | 『日方の家』 | Trackback | Comments(0)

191007 竣工写真-外観-

『黒江の家』

建物の中の竣工写真を撮影させて頂いたのが
2017年の11月。丁度2年が経って外観写真を撮影させて頂きました。

当初と変わらず素敵な住まわれ方をされていました。

■明日は日方の家の撮影
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by tsuji-chika | 2019-10-07 13:24 | 『黒江の家』 | Trackback | Comments(0)

191005 干すこと

干すことを日常の中にとりいれると、きれいにものが使えるような気がする。

小学校や幼稚園で使うコップ、歯ブラシ、曲げわっぱ等々
天気の良い日にキャンプ用品のドライネットにほおりこんでパリッと乾かす。

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by tsuji-chika | 2019-10-05 14:36 | 道具 | Trackback | Comments(0)