<   2019年 11月 ( 11 )   > この月の画像一覧

191130 家具を作っているよう

『三重の家』

現場を見ていると、家具を作っている感覚になることがある。

図面に描いておいて無責任だが、これは大変だなと思う。
一本の線はサッと引けるが現実にする為には、
材料を手配して、木の癖を読んで、刃 物を研いで、角度を調整して溝をつく必要がある。

設計と施工が分離していなくて
考える人と作る人が一緒の場合は余程自分に厳しい人でない限りこんな手間はかけないようになる。
そんな変わり映えしないと感じるならば誰だって楽をしたい。

言い換えると、設計・施工が分離しているからこそなしえる仕様だとも思う。
大事にしていることは、できた時に関わって頂いた人が納得して貰えるかどうか。

「あー面倒くさい」と言いながらもニコニコして作業をして頂ける姿に頭がさがる思いです。

b0129659_9411483.jpg
b0129659_9413772.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-30 10:00 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191128 拠り所

『三重の家』

拠り所【ある事の成り立つ根拠となる事柄:大辞林】がない土地。
ここに20坪ちょっとの家を建てるのだから気をつけなければなんだか寂しい印象の家になってしまう。

大屋根と、差し掛けの小さな切妻屋根。
親子の屋根が支えあい成立する形を作った。

■差し掛けがあることで親しみやすく豊かな感じが漂っている
b0129659_153314.jpg
b0129659_1535982.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-28 15:17 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191127 風伝おろし

『三重の家』

風伝おろしという自然現象。
盆地に溜まった霧が溢れだして山肌に沿って流れ落ちる。
もののけ姫みたい・・・。

■これだけきれいに見えるのは珍しいそうです
b0129659_16362970.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-27 16:49 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191125 fog

『三重の家』

朝5時に家を出ると、現場には8時30分につく。
ルートは、中辺路を経由して紀伊半島を横切る、信号がほとんどない整備された道。

■夜明けまで霧におおわれた
b0129659_9432996.jpg
b0129659_944360.jpg
b0129659_9451297.jpg
b0129659_9444261.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-25 09:48 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191119 組み合わせで考える

『三重の家』

2階では窓の位置が高くなり、
床に寝転んで外を見ることができないのが普通。
バルコニーがあれば掃き出し窓にできるが
結局はバルコニーの腰壁に邪魔されて外が見えない。

三重の家では窓の外に下屋(1階の屋根)があることで
窓辺に立っても直接階下に落ちることはなく、心理的な安心感を作っている。

■低い位置に付けられた窓。木製建具ですべて戸袋に引き込まれる納まりです。
■解放感があって外に居るような感覚になります。この窓から熊野の花火が見えます。
b0129659_12454095.jpg
b0129659_1246087.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-19 12:58 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191115 空

『三重の家』

階段を上がるとき視線は上を向く。

三重の家では2階に居間や台所がある為
はじめてくるお客さんも、階段を使って2階に上がる。

1段2段と歩を進めていくと視線の先に空が見えてくる。
この解放感、体験がこの家の醍醐味になる。

b0129659_10152519.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-15 10:20 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191114 職人さんの感性

『三重の家』

スギやヒノキと同じ樹種であっても
節が多くなるほど値段は安くなる。

市場では節が無い=良い木として扱われているから。

しかし、節があろうが無かろうが
暖かさや調湿性といった機能面でみるとその差はない。

今回、内部の仕上げは一部を除いてすべて木で仕上げる。
節の有り無しにこだわりを付けず木が持っている性質を期待して計画を進めている。

写真は玄関の式台(ヒノキ)。
材木屋さんは、どこに使われるのかを聞いてから材料を手配する。
「節ありでも大丈夫ですよ」と言っても大抵は無節でくる(笑)。

大工さんもしかり、お施主さんや、設計士がいくらそれで良いですよと言っても
彼らにも大事な感性があってそれを無下にはできない。

■毛布が掛けられ大事に保管されている式台
b0129659_846433.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-14 09:16 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191112 差し掛け

『三重の家』

差し掛けが付きました。

雨風から建物を守り、半屋外スペースとして野菜を干したり
自転車を置いたりと使い勝手の良い空間。

そういった機能的な側面と共に
建物に影を落として奥行きをつくる視覚的な効果も期待できます。

2階の窓も単調にならないように
木枠を付けて同じように奥行きが出る納まりとしてバランスをとっています。

■サッシの縦横比は制作寸法のぎりぎりの縦長としている
b0129659_833423.jpg
b0129659_833232.jpg

辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-12 08:39 | 『三重の家』 | Trackback | Comments(0)

191109 崩し

『白浜の家』

窓の大きさや高さなどが
どのようにして決まっているか考えることは少ないと思う。

通常はどこか基準(例えば内部の建具(ドア)の高さ)を決めて
それに合わせて機械的に他の窓の高さや大きさも決めていく。

どこかに揃っているということが根拠となっている為
それについてクレームになることはまずないし、全体として整うのでそれで十分だったりする。

しかし、周囲の環境が違えば、部屋の用途も違う為
ひとつの基準でやってしまうとどうもうまくいかないところが出てくる。

そこでその、基準を崩して考えてみる。高くしたり大きくしたりと。
結局は一つずつの窓についてその調整を行うことになるのだが結果としては良い具合に馴染むようになる。

■部屋ごとに窓の高さや開閉方法を検討しています
b0129659_992937.jpgb0129659_994883.jpg
b0129659_910698.jpgb0129659_9101983.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-09 09:28 | 『白浜の家』 | Trackback | Comments(0)

191106 役所中間検査

『白浜の家』

確認検査機関の中間検査が無事に終了。
鉄筋コンクリートと木造の混構造となると三号建築扱いとなり用意する書類もグンと増える。
(一般の住宅は四号建築となり書類が簡略化されています。)

コンクリートの強度試験の結果やミルシート、施工時の写真など
監督の日下さん(タナカ工務店)にもたくさんの資料を丁寧に準備頂きました。

現場は筋交いや金物がつき、耐力壁のダイライトの施工が完了しています。
木製建具の箇所が多く、いよいよ枠廻りの作業が本格化していきます。

大工さんの腕の見せ所です。

■少しずつ輪郭が見えてきた
b0129659_13454056.jpg
b0129659_1346248.jpg
辻健二郎建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2019-11-06 13:54 | 『白浜の家』 | Trackback | Comments(0)