180405 second career

飲み口がフワッと広がり
そのくびれが、持つときに手にひっかかりすべることがない。
形、重量が絶妙な均衡を保っていてすべてにおいて満足するコップ。

そんなコップにヒビが入ってしまい
金継ぎなども考えたが、second careerとしてペン立てに使ってみることにした。

もともとバランスの良いものだから
デスク廻りの文房具の納まりがすこぶる良い。
足元でキュッとしまって、上でパラパラッと広がるので探す手間もかからない。

移動させる時も首根っこを掴んでスッと持ち上げてコトッと置ける。
この一連の所作から得られる感覚は
他にペン立てを探しても勝る物は出てこない程完成されているように思う。

second career として良いところに納まった。
長い付き合いになりそうだ。

■Royal Copenhagen(廃盤品をアウトレットにて見つけた)
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# by tsuji-chika | 2018-04-05 08:46 | 道具

180403 鉛筆

春休みの宿題をする息子の様子を見ていてふと思った。

鉛筆を使っている。

シャーペンの存在を知らない彼は
あたり前のように鉛筆を使っている。

自分に置き換えると
中学校に入り、シャーペンを手にした時はすごく大人になったように感じた。
その後、ドクターグリップや、フォルダー、製図ペンとなり
今ではフリクションボールペンとなった。
その変遷は、腕が疲れない、かっこいいから、書きやすいから、削りカスが出ないから
道具を変えることで効率、使い勝手を良いものにする為のものだった。
即効性があり一定の満足が得られた。

効率、改善、新技術、建築も同じように日々進歩しているように見える。
しかし、すべてが万事良くなっていると考えるのは危険だと思う。

「進歩の影で失ってしまったものは何か?」
だからあえて鉛筆を使ってみることにした。

回顧礼賛になる必要はないが、それを丁寧に考えることを続けていきたい。
これから先、個人の設計士の存在意義はそこからしか生まれてこないと思う。

■外国に行けばボールペンで勉強している子供が多い。
日本の子供が鉛筆を使うことで得られる何かがあるはず。
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# by tsuji-chika | 2018-04-03 11:52 | 道具

180331 辻健二郎建築設計事務所

2008年3月10日に
辻・近川建築設計事務所として
近川と共同設立をしてから、丁度10年が経ちました。

この度、ひとつの区切りとして
それぞれの屋号を
辻健二郎建築設計事務所
近川建築設計室
に改名させて頂き
辻と近川それぞれに新たな道を歩むことになりました。

事務所としましては
同じ場所を引き続き使いながらとなりますので
辻、近川共に住所、電話番号、メールアドレス等々はそのまま継続となります。

28歳に開業をした際には
諸先輩方からは、共同経営に対して
ネガティブなアドバイスが多かったように思います。

10年間を通して、そのアドバイスは
バランスの取り方、考え方やライフスタイルの変化などに対して
どのように折り合いを付けていくのかが難しいという意味が込められていたと思います。

僕達が10年間やってこられたのは
幼稚園から、小中高と同じ学校に通い
大学に入ってからもバックパックを背負い二人で世界中を建築行脚の旅をした経験が大きかったと思います。

長い時間を掛けて、この10年間をシュミレーションをするように
二人での役割、関係を築き上げてきたからこそうまく続けて来られたように思います。

これからは、それぞれの道を歩むことになりますが
お互いに支えあいながら歩いていた子供が、一人で前を向いて歩いて行けるようになったようなものだと感じています。
よちよち歩きではなくこの10年間を糧に、自身を持ってそれぞれの道を切り開いていけると思っています。

10年間応援して頂きました皆様方。本当にありがとうございました。
また、引き続き辻・近川共にご愛顧の程よろしくお願い致します。

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# by tsuji-chika | 2018-03-31 10:38 | 『その他』

180329 『日方の家』

『日方(ひかた)の家』

鉄筋コンクリート造の住宅の改修計画。
築年数は自分の年齢とほぼ同じということで
端々に見える当時の面影がタイムカプセルを開けたようで面白い。

図面の保管状態も良く
まずは、構造、設備の配管経路を図面と現場を見ながら読み解く。

新築との大きな違いはすでにフレームが決められていること。
諸条件を整理しながら、攻めどころを想像していく。
改修のポイントは手数を少なく、効果を最大に。コストと作業性とのバランスをとりながら着地点を探る。
https://tsujichika.exblog.jp/25710179/
https://tsujichika.exblog.jp/26412953/

もともとのフレームがゆったりとしているので
RC造らしい落ち着きのある、力強い空間ができればと考えています。

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辻・近川建築設計事務所
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# by tsuji-chika | 2018-03-29 09:12 | 『日方の家』

180328 配筋検査

『新宮の家』

配筋検査の為、新宮へ。

現場は地盤改良、周辺の土留め、擁壁工事も完了し
ようやく本体の工事に。

敷地いっぱいに建物を計画している為
周辺部から工事を先行させている。

新宮の街中は台風時期になると
熊野川の氾濫に備える必要がある。
以前床下浸水の被害にあったということもありその時にどのあたりまで
水位が上がったかをお伺いし床高さを決定しています。

手前の車庫部分と
かさ上げした住居部分と2段構えの基礎となります。

奥行きが非常に長い為とても大きく感じます。

■隣地との境界、井戸を交わしたり、雨水排水の計画など
敷地に余裕がない為検討事項が多岐にわたった
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# by tsuji-chika | 2018-03-28 11:06 | 『新宮の家』