180730 フィルター

『新宮の家』

ロールスクリーン、格子、障子、装飾ガラス、カーテン
それら光を透過させ、遮るアイテムをフィルターと考えている。

その重なりが多ければ多い程、その組み合わせが増え
使い分けによって部屋の印象が変わる。
素材を増やすよりも、フィルターを増やした方が余程室内に多様性が生まれる。

元気なときもあれば、そうでないときもある。
その時々の気分により調整できることが住宅には大事なこと。

■照明器具も分灯することで様々なシーンに対応させる
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# by tsuji-chika | 2018-07-30 15:30 | 『新宮の家』

180727 準防火地域に建つ

『新宮の家』

昔は圧倒的な森林資源を武器に製紙工業で栄えた新宮市。
飲食店が集まり大きな商店街が街中につくられ、地区指定としては商業地域で準防火地域。
立派な都会・・・。
https://tsujichika.exblog.jp/28086255/

余談にはなるが、主要都市から離れている新宮市では全国展開するチェーン店の参入が少なく
今でも個人経営の飲食店が数多く残る。
中華、和食、寿司、イタリアン古くからやっているであろう店に
お施主さんと昼食をご一緒するのも楽しみな時間だった。
海南市においてはそういった飲食店はほとんど大手チェーン店に置き換えられ
新宮で経験する、ハンバーグランチは近所にあったシャトレを思い出させてくれた。
外から見ると、たくさんある個人経営の飲食店の存在が、新宮の魅力(個性)なのだと思う。

隣地境界からは建物の足場が組めるクリアランスを確保し
敷地をトレースするように素直に平屋を建てた。

手前の車庫は道路高さに合わせ、奥の居住部は熊野川の氾濫に備え地盤面をかさ上げしている。
おおきくゆったりとした切り妻屋根を載せることで外からは、そういった作為を感じることがないようにし
土地に馴染み良い姿にしています。

深い軒が道路との程よい緩衝帯となることで奥行きを作り、
袖壁のスリットは単調になりがちな妻面のアイストップとしてキリリと良いアクセントになったと思う。

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# by tsuji-chika | 2018-07-27 10:00 | 『新宮の家』

180726 LDK+仏間

『新宮の家』

お二人の為の住まいということで、寝室と水廻り以外はワンルームの構成。
生活のほとんどをこの空間で過ごすことができます。

キッチンの横には、作業机を設けて奥様の趣味である手芸ができるスペースに。
天窓からの太陽光が手元を明るく照らします。

唯一外部に面する、掃きだし窓の壁面は大きく三分割されその中央を壁としました。
圧迫感がでないよう欄間をFIXの窓として閉じつつ開放感を獲得しています。

中央の壁にソファーがくることで落ち着きある雰囲気を作っています。
ソファーとテレビの間にテーブルを置くと狭くなる為、独立した小さなテーブルとしました。
こうすることで、パソコンやタブレット、本等ちょっとした物を
手元に置いておけるので非常に便利かと思います。

■中央の梁と丸柱は存在感を消す為薄く白塗装している
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# by tsuji-chika | 2018-07-26 13:49 | 『新宮の家』

180725 竣工写真

『新宮の家』

朝5:00に海南を出て新宮へ。
新宮へ通うのもこれで最後かと、ハンドルを握る手にも力が入る。

現場も引き渡しが終わり7月中に引越し。
記録を辿ると、上棟が4月19日でそこから3ヶ月で完成している。
何もバタバタしていたわけではなく、大辻建設様の段取りとチームワークの良さにつきる。

現場には家具が搬入されていた。
いいね!と一言、写真を撮り始めた。

■終いの棲家としてご夫婦の為の家として計画した新宮の家。
何よりも大事にしたのは大きくなりすぎないスケール感。体に馴染むシャツのように各部の寸法を調整している。
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# by tsuji-chika | 2018-07-26 13:48 | 『新宮の家』

180723 雨漏り

『日方の家』

築40年近く経つと、雨漏りもある。
鉄筋コンクリート(RC)造の場合、
屋上の防水、サッシ廻り、小屋裏の通気口が最もリスクが高い。

日方の家でも
①サッシのガラスとアルミの間に挟むビートが紫外線劣化で無くなっていた
②サッシ廻りのコーキングが切れている
③引き違いの召し合わせの部分のパッキンが弱っており最近の強い暴風雨の際に室内に水が浸入する

といった事象が見られた。
漏水対応は、水を掛けながら一つずつ不具合を潰していくしかない。
根気がいる作業・・・。

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# by tsuji-chika | 2018-07-23 09:18 | 『日方の家』