080608 階段

「階段」の意味を広辞苑で引くと
「段になった昇降用の通路」とありました。

それ以上でもそれ以下でもない、素っ気無いデザインですが、
余計なことがなされていないことで、かえって力強さを生み出しています。

参考までに、写真右手が水上になります。

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# by tsuji-chika | 2008-06-08 10:23 | 海南市の風景

080607 塀を読み解く

一見、小石がランダムに積み上げられた塀に見えますが、
立ち止まってじっくり観察して見ると、
一つ一つの石が丁寧に選択され積み上げられているのが良く分かります。

下段では比較的大きな石から始り、
積み上げられるにしたがってだんだんと石が小さくなっていきます。

いよいよ残りわずかというところで、
一旦息を整えるかのうように平たい石が水平に走っていきます。
これがあることで、意匠(デザイン)としてとても洗練されたものになっています。

左の角では大きな石が、横へ崩れ落ちる小石をしっかりと受け止め、
だらしなくなりがちな角をピシッと引き締めています。

一つ一つの小石は、「人」の字のように他の石とバランスをとるように積まれています。

もう一度積み上げても同じ並びにはならない一回限りの模様ですが、
それだけに読み応えのある面白い塀です。

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# by tsuji-chika | 2008-06-07 09:30 | 海南市の風景

080605 田植えをして思う

貯水池に水がはられ、
用水路に水が流されるようになると
あちらこちらの田んぼで順順に田植えが始ります。

昨日、田植えを手伝う機会(写真を撮るだけでしたが・・・)に恵まれ足を運んできました。

食料自給率ということが言われはじめ、
国策として農業について考えようという機運が高まっていますが、
今回もっと身近なところから、
日本における農業について考える、体験する機会を頂けたように思います。

「田んぼ一枚からいったい何キロの米が収穫できるのだろう?」
そんなことさえ、僕は田んぼ(農業)のことについて何も知りません。

今後、梅雨が過ぎ、夏、秋と何度かにわけて、
昨日植えた苗の成長と共に日本の農業について考えていきたいと思っています。

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# by tsuji-chika | 2008-06-05 09:36 | 農業を体験する

080604 畳の下地

昔の畳のように現在では余程こだわりが無い限り、
畳床(タタミドコ:畳の中身)に藁(ワラ)を使うことはなくなりました。
スタイロ(発泡スチロールのようなもの)や、木材のチップを固めたボード床
といったものが主流となっています。

藁床の場合、踏み心地がやわらかで良いのですが、年に何回か畳干しをしないと、
畳の裏側がカビ臭くなってしまいます。
その手間がとてもめんどくさいということで、先程のような畳床が登場したわけです。

前置きが長くなりましたが、
本来、畳を置くための下地には杉の荒板が使われてきました。
畳の裏側の湿度を調整する為に用いられたのですが、現在では新しい畳床のお陰
でその必要はなくなり合板の上に畳を敷くことが大半となっています。

「大野中の家」でも藁床は使わないのですが、
下地に関しては旧来の方法に学ぼうと1階の畳の間では、
杉板を敷くことにしています。

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# by tsuji-chika | 2008-06-04 09:58 | 『大野中の家』

080603 光を絞る

いよいよ外壁の仕上げ工事に入ってきました。

今まで構造体だけでしたので、
光は均等に室内に差し込んできましたが、
外壁が仕上がってくると、
光が絞りこまれ、開口部から限定された光が差し込むようになります。

光を視覚化するには必ず、影が必要になります。
影を作るには、それを受ける壁や床、天井の存在が重要になってきます。

「大野中の家」では、それらのことを慎重に検討して開口部の位置を決定しています。
それぞれの開口部からどのような光が差し込むかとても楽しみです。

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# by tsuji-chika | 2008-06-03 13:44 | 『大野中の家』