080728 階段ができあがりました

圧迫感がなく、軽やかに見せたい。
しかし、階段としての安定感も欲しいと相反する要求を満たすため、
棟梁と検討を重ね、写真のような階段ができあがりました。

部材断面、組方等々、試作品と図面を使い検討を進めてきました。

一番難しかったのが側桁の“せい”。
横から見た時の、階段の印象が決まってしまうところです。
たわみ無く、一間半を掛け渡せるぎりぎりの“せい”で納まっています。

■樹種:タモ
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# by tsuji-chika | 2008-07-28 10:44 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080725 連続

部屋に出入口や開口をとって、
それらが角を境に連続すると、
他の部分とつながった印象を与えます。

マンションの間取りでよく見られる、
リビングと和室とを、襖で仕切るような構成と同じことのようですが、

それが【部屋】と【部屋】との連続を作っているのに対し、
「大野中の家」では、【部屋】と【廊下】で連続を作っています。

限られた床面積の中では、【廊下】も大事なスペースということで、
このような考え方は効果的でないかと思っています。

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# by tsuji-chika | 2008-07-25 09:39 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080724 移動する先に

図面では、なかなか想像しにくいところですが、
実際建物の中を移動していると、
視線の背景となるものの存在が、印象を大きく左右することがあります。

階段を上る時の写真。
移動する先に、3ヶ所窓が見えます。
北側に開いたこの窓は、室内に明るさをとどけると同時に、
階段に、浮遊感を与えます。

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# by tsuji-chika | 2008-07-24 09:06 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080723 少し抜いてみる

部屋を四方きっちり囲ってしまうと、
なんとなく窮屈な感じを受けます。

個人的な考えなのですが、
家族が生活する住宅においては、
他と緩くつながっているのが良いと思っています。

そこで、展開図(部屋の壁面の構成を描いた図面)
を描いている時に、窮屈さを感じたら少し壁を抜いてみるように考えます。

抜いた先がどこにつながっているか、
その関係によっては、部屋に広がりや思いがけない効果が生まれます。

■二階トイレの壁。洗面所から光りが差込みます。
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# by tsuji-chika | 2008-07-23 10:29 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080722 のっている

建物は、基礎の上にのっています。
のっていると言っても、
アンカーボルト等で堅固に固定されているのですが、
構図としてはのっています。

近くの宝珠寺の写真。
これは、建物が石垣の上にのっています。

料理を盛り付けるお皿と一緒です。
お皿によって、同じ建物でも全体の雰囲気ががらりと変わる好例です。

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# by tsuji-chika | 2008-07-22 10:05 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)