080626 監理業務

現場が始ると、
設計事務所の仕事は終わりなの?
という問いかけをされることがあります。

実際現場で作業しているのは、
工事を請け負った工務店さんが主体となります。

その時、設計事務所に求められるのはその工事を“監理”すること。
詳細についてはHPの[Q+A]にて書いているので割愛致しますが、
その業務の一つに施工図の承認作業があります。

施工図とは、
「工事を実施するのに必要な、仕上げの詳細を描いた図面」
のことをいい、

簡単に言うと、
「各工種ごと職人さん達が作業しやすいように、工務店さんが細かくわかりやすく描いた図面」
のことを言います。

設計図書が、
全体を表現しているのに対して、
施工図は、
細部を表現していると言われています。

設計意図がうまく伝わっているか、
諸所多くの事項についてチェックを行い、
最終の承認を出します。
基本的には、承認印がないと現場作業が進められないことになっており、
とても神経を使う作業になります。

■「大野中の家」での家具の承認図。赤で訂正・指示を加えていき現場とのやりとりを行います。
b0129659_9324599.jpg
# by tsuji-chika | 2008-06-26 09:35 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080625 様々な職種

大工さんが作成した窓枠ができてから、
建具屋さんが、その寸法をはかり、
木製建具の製作に入ります。

人間が作るものですから、
窓枠上下で数mm程水平垂直がずれていたりします。

その時に建具屋さんが行う作業として、「タテコミ」というものがあります。
実際作ってきた建具を鉋(カンナ)やノミなどを使って窓枠ごとに削り合わせるというもの。
(※タテコミを専門にしているタテコミ屋さんという職種もあります。
  今回はツムラ建具さんが製作からすべて担当でした。)

建具屋さん曰く、
現場に搬入して「タテコミ」の作業を見ていれば、
その窓枠の精度が分かるとのこと。

今回はあっという間に搬入完了。

ガラスは、ガラス屋さんが後日現場で設置します。

この窓一つで様々な職種の方が関係していることが分かります。
・大工 ・建具屋 ・ブリキ(板金)屋 ・ガラス屋 ・塗装屋 ・金物屋 ・材木屋 ・現場監督 ・設計事務所

■搬入された木製建具。樹種:米ヒバ 納め方:落とし込み、1分面、面一 塗装:蜜蝋(機械擦込工法)
b0129659_916445.jpg
# by tsuji-chika | 2008-06-25 09:24 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080623 天井の下地

雨の日は、
内装の仕事を中心に作業を進めて行きます。

まずは2階から順々に仕上げていき、
壁の下地が終わると、次は天井の下地に取りかかります。
45mm角の角材を、梁などにしっかり固定して動かないようにしていきます。

天井の下地で最も大事なことは水平を取ること。
現場ではピンと糸が張られそれにあわせて下地が作られていきます。

■天井高いっぱいまで窓をとることで、開放感がつくりだされます。b0129659_9113955.jpg
# by tsuji-chika | 2008-06-23 09:18 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080622 階段の製作

雨で外部の作業ができない中、
棟梁が休日返上で階段の製作をしていました。

寸法を現場で一つ一つ確認しながら、
はしごを上ったり下りたりと、
一人、数字をつぶやきながら作業していたので、
邪魔をしてはいけないと黙ってその作業を見ていました。

完成までには今しばらくかかりそうですが、
1階の印象を左右する大事な階段なので、慎重に仕上げてもらいたいと思います。

■樹種はタモ。写真は段板を接着しているところ。蹴込(けこみ)板の扱いを一工夫してあります。
b0129659_1714861.jpg
# by tsuji-chika | 2008-06-22 17:18 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080620 西日を避ける

西の壁面に窓が少ないのは、
西日を避けるためです。

最低限の窓(通風用)を確保することを旨とし、
採光については極力絞ることを考えています。

また、下屋が西側に配置されていることで、
2階建てである主屋に照る日射量が少なくなり、
それによる熱負荷の軽減も期待しています。

b0129659_9202275.jpg
# by tsuji-chika | 2008-06-20 09:26 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)