箕面観光ホテル∥1968年。設計は、坂倉準三建築研究所(現坂倉建築研究所)。
モダニズム建築を実践した建築家の作品ということで楽しみに行ってきました。
まずは山肌にそびえ建つ土木的なスケールに圧倒されます。
コンクリート打放しの荒々しい表情、そこかしこにメタボリズムの香り漂う柱梁の納まり、
当時の勢いが今でも感じられ、建築好きの方には一見の価値ありの建物です。
写真にはありませんが、最上階がピラミッド型の屋根をもつ温泉施設となっていて、
そこから見える眺望は必見です。
眺望を楽しむ為に、サッシ枠に直接シャワーが取り付けられ体を洗いながら景色を
楽しめる、少し成金主義のような構成になっているのもおもしろいです。
■自然に屈することなくグイグイと増殖していくような勢いある形態
■ロビー 赤絨毯がひかれ建物の形態に合わせ雁行しているのがおもしろい
■駅からのアプローチに使われている空中エレベーター 発想に夢があります
■客室からの眺望
辻・近川建築設計事務所∥海南市 設計事務所 和歌山 建築 辻 近川 建築設計事務所∥