080915 壁を照らす

部屋全体を明るくするように、
天井の中心に照明を設置するのも良いのですが
部屋全体が均質に照らされメリハリの無い部屋になりやすいものです。

天井に付けられた、ダウンライト。
壁面を照らす為にデザイン(斜めに光りがでます)されたものです。
壁に一度光を反射させることで、ぼんやりとしたやわらかい光がつくられます。

080915 壁を照らす_b0129659_8444150.jpg
# by tsuji-chika | 2008-09-15 08:45 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080914 床の張り方

床の張り方には色々な張り方があります。
「藤森流自然素材の使い方」/著 藤森照信/彰国社で紹介されていた
「大陸張り」からヒントを得て試みたのが写真の様子。

「大野中の家」では廊下というものがありません。
その代わりに、床の張り方でそれを印象付けることができないか。
掃き出し窓に沿って半間巾で床を張り、奥の部屋に向かってそれを連続させています。
普段の生活であまり意識されることのない床の張り方ですが、
生活や、部屋の印象に与える影響はとても大きいものです。

■半間巾で張られた床が、廊下(縁)のような場所をつくっています。
080914 床の張り方_b0129659_10162240.jpg


■奥の部屋にそれが連続していきます。
080914 床の張り方_b0129659_10164631.jpg



オープンハウスのお知らせ
# by tsuji-chika | 2008-09-14 10:20 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080912 金物

金物がとても好きです。
特に建具に用いる金物。
一つの金物を探すのに何日も費やすことがあります。
それだけに、発見できた時の喜びは大きいものです。

真鍮製のドアノブ。
昔からあるスタイルですが、少し楕円なのと、こぶりなのが上品な金物です。

手に直接触れる金物には、
しっかりとして、握った分だけ味が出る素材を選ぶようにしています。

080912 金物_b0129659_8595032.jpg
# by tsuji-chika | 2008-09-13 09:01 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080912 寸法を決める

建物のすべての場所には、
寸法が与えられています。

流通部材の寸法、
人間工学的なもの、
慣習化されたもの色々な事柄から
一つ一つの寸法が設計図書に反映されています。

その中には、他で体験した寸法というのがあります。
この窓の、敷居の高さは京都「宝泉院」で実測した寸法。
皆が、思い思いに腰を掛けて庭を眺めていたのが印象的で記録していたものです。
高さは、畳+270mmです。

080912 寸法を決める_b0129659_948598.jpg


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オープンハウスのお知らせ



 
# by tsuji-chika | 2008-09-12 09:57 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080911 回遊性

デッキ工事が始りました。
ベースは、ウリン材を用い鼻隠しにヒノキを用いて、
色のコントラストをアクセントにしています。
(日焼けすれば違いは分からないようになってきますが・・・。)

突き当たりの小さな扉を開けると、デッキを介してぐるぐると回遊性が生まれます。

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オープンハウスのお知らせ
# by tsuji-chika | 2008-09-11 10:31 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)