080806 左官仕上げ

下地が十分に乾いたことを確認してから、
仕上げの工程に入っていきます。

今回使用している左官材料は、“そとん壁”という材料。
シラス(火山灰が堆積した九州南部でみられる地層)を主原料とした材料です。

化学物質を含まず、派手さはないですが、素朴な風合いが魅力です。

■表面の凹凸が大きい為、光の具合によってグレー、白と表情が変化します。
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■どろどろと掻き混ぜられています。
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# by tsuji-chika | 2008-08-06 10:10 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080805 炒り仕上げ

バルコニー手摺の支柱を留める、ステンレスボルト。

事前にボルトを確認した時に、
金属独特のギラッとした光り方が、
全体のイメージの中では目立ってしまうと思い、
ペンキでも塗ろうかと思案していたところ、棟梁が一言、
「フライパンで炒りましょうか?」

それでできたのが、【ステンレスボルト/フライパン炒り仕上げ】。
無垢の木と相性が良い、鈍い仕上りとなりました。

■油はひかなくてよいみたいです・・・
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# by tsuji-chika | 2008-08-05 10:55 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080802 敷地について-vol.1-

週末土曜日に、
打合せを兼ね山中湖に行ってきました。
日帰りでしたが、情報館の教室を借りて中身の濃い打合せができました。

今回の敷地は、
山中湖近くに、区画分譲された一画の土地。
敷地面積、1,000㎡(約302坪)の広い敷地。
敷地内には、自然木が残り今はまだ小さい木々ですが、
計画的に植樹されていけば、
数十年後には、木立が形成される植生豊かな土地です。

全14区画の他の敷地には、各々に個性豊かな別荘が建っています。

■林の向こう側が富士山になります。
■当街区からは、林が近接している為、富士山を望むには少し工夫が必要です。
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■敷地から、一枚目の写真方向を見る。当街区以外は、既に別荘が建っています。
■それぞれが、富士山の方向に大きな窓をとっているのが特徴です。
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# by tsuji-chika | 2008-08-04 10:43 | 『山中湖の家』 | Trackback | Comments(0)

080801 黙々と

棟梁が、黙々と鉋(カンナ)がけをしていました。

■シャーシャーと小気味良い音がします。
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# by tsuji-chika | 2008-08-01 10:54 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080731 小さく見える

昨日、友人が「大野中の家」の現場を見せて欲しいと訪ねてきました。
彼は定期的に、現場の様子をパソコンを通じて見ていてくれたようで、
「実際に見ると、思っていた印象より一回り小さく見える」と言っていました。

「小さく見える」という表現は、
一般的にネガティブにとらえられますが、
この場合、写真から受ける情報によって想像していた大きさが、
意外と小さな大きさで納まっていたからではないかと考えています。

色々な建物を見に行くと、
想像していた大きさに対して、
大きい、小さいと感じることになります。

どちらかというと、「小さく見える」ことの方が、印象が良かったものですから、
今回の彼の感想を、とても肯定的にとらえています。

■建物とユンボとの比較
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# by tsuji-chika | 2008-07-31 10:15 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)