080723 少し抜いてみる

部屋を四方きっちり囲ってしまうと、
なんとなく窮屈な感じを受けます。

個人的な考えなのですが、
家族が生活する住宅においては、
他と緩くつながっているのが良いと思っています。

そこで、展開図(部屋の壁面の構成を描いた図面)
を描いている時に、窮屈さを感じたら少し壁を抜いてみるように考えます。

抜いた先がどこにつながっているか、
その関係によっては、部屋に広がりや思いがけない効果が生まれます。

■二階トイレの壁。洗面所から光りが差込みます。
080723 少し抜いてみる_b0129659_17211542.jpg
# by tsuji-chika | 2008-07-23 10:29 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080722 のっている

建物は、基礎の上にのっています。
のっていると言っても、
アンカーボルト等で堅固に固定されているのですが、
構図としてはのっています。

近くの宝珠寺の写真。
これは、建物が石垣の上にのっています。

料理を盛り付けるお皿と一緒です。
お皿によって、同じ建物でも全体の雰囲気ががらりと変わる好例です。

080722 のっている_b0129659_9221318.jpg
# by tsuji-chika | 2008-07-22 10:05 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)

080721 木を張る

縦に張ると、和風に
横に張ると、モダンにと
なんとなく自分の中で決めています。
(あくまでも自分の中での感覚ですが・・・)

「大野中の家」では、杉を横張りにしているのですが、
同じ杉でも、米杉(レッドシダー)を使うと、
縦、横に関わらずモダンな印象になります。

図面で描くと、ただの線で表現されることなのですが、
このような効果を操作する感覚は、とても大事にしていきたいことだと考えています。

080721 木を張る_b0129659_1932657.jpg
# by tsuji-chika | 2008-07-21 08:00 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080719 梅雨が明けました

昨日近畿地方梅雨が明けました。

空には入道雲と、すっかり夏らしい気候になっています。
今日から三連休ということで、朝から高速は大渋滞です。

「大野中の家」では、外部の足場が少しずつ撤去され、
左官の下塗りが終わっています。
下地の段階で、よく乾かしてひび割れを起こしてから、
最終仕上げの工程に移っていきます。

080719 梅雨が明けました_b0129659_934557.jpg
# by tsuji-chika | 2008-07-19 09:03 | 『大野中の家』 | Trackback | Comments(0)

080718 上へ上へ

竹林の輪郭からは、
少しでも太陽の光を浴びようとする、
上へ上へと向かう生命力が感じられます。

竹林全体が、風にざわざわっと大きくゆさぶられる様などは、
何か大きな動物を見ているようで不気味な感じがします。

080718 上へ上へ_b0129659_933977.jpg
# by tsuji-chika | 2008-07-18 09:07 | 海南市の風景 | Trackback | Comments(0)