写真は、「大野中の家」の東立面です。
縦、横いろいろな所に窓が取り付けられています。
窓の位置を決めるには、2つアプローチがあります。
①外部から見て決定する。
建物の外部から見たときに、外観のバランスが悪くないか。
窓は、人間の鼻や目や口と同じで、建物の表情を左右する大事な要素です。
その位置や大きさ、全体の中でのバランスはとても大事です。
②内部から見て決定する。
建物の内部から見たときに、欲しい光や景色がきちんと切り取られているか。
実際生活する者は、建物の中から窓を通して外の景色と接することになります。
あけられた窓によって生活のスタイルが左右されると言っても過言ではありません。
2つのアプローチは、同時並行に考えられるのですが、
設計士それぞれによって、ウェイトの置き方が変わってきます。
「大野中の家」では、②の内部から見ての方にウェイトを置いて窓の位置を決定しています。